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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

そよかぜ  王林起さんの赤とんぼ


1月16日 朝日新聞 8面


 昨年の年始に国際面で掲載した連載「私は〇〇人」で紹介した王林起さんが、昨年11月末、肺がんで85年の生涯を閉じた。

山形県高畠町に「渡部宏一」として生まれ、両親に連れられて旧満州へ渡った。終戦の混乱で家族5人をすべて失い、10歳で残留孤児となった。

中国の養父母の愛情に報い、最期まで北京で「王林起」として生きた。12歳年上の養母も年末、追うように旅立った。

親族から「彼が大切にした『日本』の友人として会いに来てくれないか」と招かれて参列した葬儀場には、日本の歌が流れていた。
夕焼け小焼けの 赤とんぼ

王さんが「山形の家の裏の小道で、僕を背負う母が歌ってくれたのを覚えている」と話していた歌だ。

棺に眠る王さんに、娘の海燕さん(47)が語りかけた。「今度生まれ変わったら、きっと、苦しみのない人生になるよ」。そして涙の奥の目に、強い意志を宿してこう続けた。「お父さんは自由になった。もうどこに行ってもいいんだよ。日本に帰りたければ帰ってもいい。安心して。願いは必ずかなえるから」

海燕さんは昨夏、王さんに願いを託されていた。「自分が死んだら、山形の先祖の墓にこの6人の名を刻んでほしい」。渡された紙には「渡部宏一」のほか、日本に帰れなかった両親と弟2人、妹の名があった。

王さんは死を目の当たりにした母と上の弟だけでなく、軍に現地召集されて連絡が途絶えた父、逃避行の中で行方不明になった妹と下の弟のことも「できることなら、探し出して日本に帰してあげたい」と、ずっと気に掛けていた。

海燕さんは6人の名を刻むことについて「生き抜いた者として、家族の運命にけじめをつけたかったのでしょう」と言う。

王さんは「骨はどうしてくれてもいい」と言っていたが、海燕さんは、一部でも日本に帰してあげたい、と考えている。もし実現が難しければ、海に散骨するかもしれない。海は、日本につながっているから。

葬儀の後、親族の食事に加えてもらい、王林起さんのことを語り合った。実直な性格で「長男」として慕われた彼は、中国のにぎやかで温かい家族の心の中にとどまり続ける。

もう一人の彼は、日本に帰るのだろうか。

いつか山形の小道を訪ね、母の背で眠る宏一少年の面影を探そうと思う。

(平井良和)



山形県高畠町は、ぼくにとっても思い出の深い地名だ。就農準備期間中に、高畠町で有機農業をされている星寛治さんという方を知った。今でも懐かしい名前である。
山形県 東置賜郡 高畠町 有機農業


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今日のBTS(再5)  1

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Everyone says I love you !

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菊池恵楓園  水野民子さん(2)



病む夫と励まし合うてホ句の秋




木犀の匂ふ窓辺に眼を洗ふ




年を越す病夫の為の冬構へ




ひたすらに夫をみとりて年暮るる




白足袋やかなしきことの次々に




春愁の帯きりりっとしめにけり




向日葵に強く生きんと思ひけり




夫逝きて気弱くなりぬ沈丁花




さびしさの日ましにつのる置炬燵




踊り好きの夫の初盆踊らばや




水野民子さんの略歴
九州療養所 夫水野竹声とともに療養所を最後の安住の地と定め、俳諧に病者の生きる道を見出し句作に精進。「草の花」「ホトトギス」「阿蘇」など俳誌に投句。昭和14年、夫の遺志を継ぎ『句集露草』を夫婦句集として出版。合同句集に『檜の蔭の聖父』(昭和10年)『草の花句集』第二集(昭和26年)


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野菜の天ぷら


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子持ち高菜とサツマイモを揚げた。

ボールに天ぷら粉を入れ、水を少し入れ、半分に切った子持ち高菜(小さいのは丸ごと)を揚げた。火の通りは早い。

その後、サツマイモを揚げた。ウスターソースで。



ダイコンおろしとニンジンおろし


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ホウレンソウ炒め

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熱したフライパンに油を入れ、ホウレンソウのおひたしを炒め、溶き卵1個を入れ、醤油で味付けして出来上がり。



ダイコン漬け

 
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 ダイコンは3等分して皮をむき、半割または四つ割りにして2キロ(約2本)を漬物樽に入れ、蜂蜜と砂糖(砂糖だけなら400g)を入れ、塩を100g入れ、酢を半カップ入れ、ユズ1個の果汁をしぼり入れ、皮は細切りして入れて混ぜ、5キロほどの重しをして出来上がり。

明日、水が上がっているか確認し、上っていなかったらよく混ぜる。週に1~2回混ぜ、1週間経過したら出来上がり。 


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折々のことば


私に必要なのは、いま目の前でつくられている新しいまちなのか、わからなくなる。
(復興途中にある東北の被災地で )

この言葉にビビッときたので、今回は解説を読まずに考えた。



壊れてしまった故郷

先祖から住み着いていた町

どのような復興の形になるのか

しかし、自分の思いなどほとんど反映されない。

これから先の自分の故郷をどこに作っていいのか、わからない。

どのような住まいにしたいのか、それもよくわからない。


新しく区画整備された家に住むとしても、その費用はどれくらいか。

その費用が捻出できなければ、もう元いた故郷に住むことはできなくなる。



これが人生だったのか。

ふりかえってみれば、出稼ぎに出て帰ってこなかった隣人もいる。

出稼ぎで事故に遭い、亡くなった人もいる。

そして今自分は、災害で家を失っている。

老いに向かう日々の生活が身にこたえる。

こんなことになるなんて、想像もしなかった。



100万円ほどで仮の住まいを建てれないか。

この先、そんなに長くないのだから、雨露がしのげればいいのだが。

それにしてもライフラインが高すぎる。電気、水道、ガス、電話


私に必要なのは、いま目の前でつくられている新しいまちなのか、わからなくなる


私に必要なのは、何なのか

ほんの一握りの、小さな、心のやすらぎさえあったらいいのだが、その小さなやすらぎは、形ある「住まい」とか「必要最低限のお金」によってしか、守られていない。

高齢で働くこともままならない。

今生きていることが不思議だ。

あの時、なぜ津波に流されなかったのか

今、生かされている自分と、路頭に迷う自分がいる


私に必要なのは、いま目の前でつくられている新しいまちなのか、わからなくなる。








鷲田清一さんの解説
震災後、かつて家のあった所に通い、亡き両親の服を広げて並べ、また畳み、段ボールに戻す女性。
いずれ整地され公共のものとなる場所でこんなことしていて何になるんだろうと、身が切られるような思いで呟く。
彼女にとって復興工事の終わりは次の始まりではなく、手がかりの消失以外の何ものでもなかった。
小森はるかと瀬尾夏美の映像作品「波の下、土のうえ」から。


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今日のBTS(再4)  37

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No Nukes 原発ゼロ

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菊池恵楓園  水野民子さん(1)



母ぬぎし田植の蓑の雫かな




来る人も来る人も菊ほめにけり




鈴つけし猫従いて来る萩の径




落葉掃く音のしてゐる濃霧かな




雲雀ひばりの子育てゐるなり子供寮




毛糸編む春の光りや小春緑




席題の紙貼ってある桜かな




離れ住む子を負うてゐし春の夢




筆とればみとり疲れや花の雨




蠅打って眠る病人見守りぬ



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ネギ焼き


2021-01-16 022
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ネギは小口切りして200gをボールに入れ、ダシの素を入れて混ぜ、5分ほど置き、薄力粉大さじ3、片栗粉大さじ1、水を大さじ3入れて混ぜる。

熱したフライパンに油を入れ、具材を入れ、裏表6分ほどずつ焼いて出来上がり。
「農家のレシピ」ねぎ焼きを参考にした。

失敗だった。油が少なかったことと、薄力粉をこの倍入れた方がよかった。同じお好み焼きならキャベツで作った方がおいしい。ネギと同じく200gを用意する。



サツマイモの煮物

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熱した無水鍋にバターを入れ、乱切りしたサツマイモを炒め、醤油、砂糖、酒、みりんと水を少し入れ、煮立ったら極弱火にして20分、火を消して余熱5分で蓋を開け、混ぜて出来上がり。



ホウレンソウのおひたし

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バターナッツナンキンのポタージュ

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最後のバターナッツナンキン。常温で7ヵ月ほど保存可能だった。

薄切りしたバターナッツナンキンを無水鍋に入れ、大さじ4の水を入れ、煮立ったら極弱火にして25分、火を消して余熱5分で蓋を開け混ぜてつぶす。牛乳を入れながら点火し、塩・胡椒で味付けし、煮立ってきたら出来上がり。



目玉焼き

 
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  付け合わせはサラダケールで、サラダケールの葉をちぎり、1分ほど茹でて冷水にとり水気をしぼる。

熱したフライパンに油を入れ、卵2個を入れ、サラダケールを置き、極弱火で4分、火を消して余熱4分で出来上がり。醤油で味付け。

サラダケールは味がとぼしい。今年は子持ち高菜とサラダケールの2種類を新たに作ってみたが、サラダケールは多分もう作らない。 
  


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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