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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

直木賞 川越宗一さんエッセー(一部抜粋)


朝日新聞 1月24日 26面

二十歳になる年、京都市内で一人暮らしをはじめた。それまで大阪の実家から一時間半ほどかけて大学へ通っていたのだが、辛くなったからだ。 

だがそれから、僕は本末転倒なことに大学にはさっぱり通わなくなった。同回生の卒業と就職を見届けて退学し、三十歳くらいまでモラトリアムを延長し、途中で結婚し、それからなんとか就職し、ひょんなこととも言えない朧げなきっかけで小説を書き始め、引っ越しも五回した。いつのまにか四十一歳になっている。



たいていの人は肩書や経歴に頼る、利用するという方法を取ると思うが、大学を中退した川越さんはそういう選択をしなかった・・・

前後の見境もなくということはなく、かなり思慮したであろう・・・

期待している親のことも頭をよぎっただろう・・・

自分に対して自信があったから、中退という選択もできたのだろう・・・

入学から在学にかけては、かなりの金額を使っただろう・・・


三十歳くらいまでモラトリアムを延長し・・・、この点に強さを感じる。自分が怖くて、そのような年まで、モラトリアムはなかなか選択できない。

経済的な問題もしばしば浮上しただろう。

四十一歳・・・とても若いと思える。



受賞の次の日の夜、自宅のある京都へ戻った。駅で待ってくれていた妻と焼肉店で祝杯を挙げ・・・


駅で待ってくれていた妻・・・携帯電話を持たれている。都会の駅での待ち合わせは携帯がないと難しいと思うから。

焼肉店で祝杯・・・お好み焼き店では様にならないかな?

最近は直木賞や芥川賞をとっても、それで食べていくのは本当に難しいようだ。上の2点は大変失礼だったかも知れない。



ふと、柳美里さんが思い浮かんだ。

柳美里 ブログ


柳美里 芥川賞


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今日のクイーン(再4)  5

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植草一秀の『知られざる真実』

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大島青松園  塔 和子さん(5)

 

不出考


枯れている芝生

珊瑚樹がしんから赤い実をつけて

ぼけの花がぽっかり咲いている

陽がうらうらと照り

小鳥がときおり鳴く

すべてが


一枚の画の中におさまった色彩のように

互いに互いをひき立て合った朝

私も

この中の一景として加えられ

出来上がった画の中を

いま出て行こうとしている

しかし

本当は朝昼夕べ

自然の画く豊かな色彩の中にいつでもはめ込まれていて

どこへも

出て行くことは出来ないのだ










崖の上


遊んでいてもぎりぎり

いつも切り立つ崖の上

怠惰の淵へ落ちるか

悲哀のふちへ落ちるか

思考するのもぎりぎり

危うく踏みこらえて

青白く光る一瞬に命をたくすか

ときたま平らなところにいると不安で

すぐに

先端へ走り寄る

端にいないとなにも出来ない不具の身

不具である私の

私が私であることによってふるえる

この快感

この充実感

ぴいんと張った内側の

一本の線によって生き

その他のところは

死んでいる



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初物 ナバナの出汁浸し


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初物のナバナはざく切りし、太い茎の部分は縦に2~3分割する。

沸騰したら茎の部分を先に入れて1分茹で、その他の部分を入れ2分茹でて冷水にとり、水気をしぼる。

鍋に醤油、砂糖、酒、みりんと水を入れ、煮立ったら火を消して削り節を入れて15分ほど置き、出し汁を作る。

冷めた出し汁に水気をしぼったナバナを入れて浸すと出来上がり。昼に作って数時間おいて食べた方がおいしい。



ダイコン漬け

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ダイコン2キロ(約2本)は3等分して皮をむき、四つ割りにして樽に入れる。

砂糖400g、塩100g、酢を半カップ、ユズ1個の果汁と皮を細切りして入れ、5キロほどの重石をする。

翌日、水が上がっているか確認し、水が上がっていなかったらよくかき混ぜておく。

水が上がって6日経過したら食べれる。



ダイコンとニンジンのバターポン酢

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熱したフライパンにバターを入れ、ダイコンとニンジンの輪切り、シイタケを入れ、煮立ったら極弱火にして25分焼いて裏返し、手作りポン酢(大さじ1の醤油、大さじ1の酢とレモン果汁、みりん大さじ半分)をまわしかけ、2分ほど煮つめて出来上がり。



シュンギクの卵とじ

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醤油、砂糖、酒、みりんに水とダシの素を入れ、煮立ったらざく切りしたシュンギクを入れ、溶き卵1個を入れ、弱火で5分煮て火を止め、10分ほど置き、混ぜて出来上がり。


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三つの無とキリンの首の骨


「 三つの無」という考え方を大切にしている。三つとは「無目的」「無制限」「無計画」だ・・・(文中より)


毎日新聞 1月23日 15面 
今どきサイエンス 鴨志田公男(筑波大教授)


三つの無とキリンの首の骨


その研究は、何の役に立つのですか?

国立科学博物館に勤務する若き解剖学者の郡司芽久さん(30)は、学生の頃から何度もそう問われ、「心が傷ついた」ことがある。

郡司さんが主な研究対象としてきたのはキリンの首。各地の動物園などから死んだキリンの献体を受け、30頭以上を解剖してきた。「世界一、キリンを解剖している人間ではないか」と自負する。

「幼い頃からキリンが好きだった」からこそ続けられた研究で突き止めたのが、キリンには「8番目の首の骨」があるということだった。確かに、何の役に立つの?と言いたくなるかもしれない。

でも、この研究成果、従来の常識を覆す大発見なのだ。

ヒトもキリンも哺乳類だ。哺乳類の背骨は上から頸椎(首の骨)、胸椎(胸の骨)、腰椎(腰の骨)と続く。そして、哺乳類であれば頸椎の数は七つと決まっている。ヒトより首がはるかに長いキリンも例外ではない。両側に肋骨がある胸椎は、頸椎のような柔軟な動きはできない。

これが常識だった。

ところが郡司さんの研究により、第7頸椎に続くキリンの第一胸椎は首の骨のようによく動くことがわかった。

この特殊な第一胸椎、すなわち8番目の「首の骨」を持ったおかげで、大人のキリンでは頭の到達範囲が50センチ以上も広がった。その結果、キリンは、高い場所にある木の葉を食べることも、低い場所にある水を飲むこともできるようになったのだ。

詳しくは、郡司さんが書いた「キリン解剖記」(ナツメ社)を読んでいただきたい。


さて、郡司さんのもとには現在、異分野からの問い合わせや共同研究への参加依頼が相次いでいる。その一つが、生き物のように柔らかな構造を持つロボット作りを目指す「ソフトロボット学」だ。

キリンは首が長くて大きくて、見た目はとてもアンバランスだ。なのに、首の動きは柔軟だし、時速50キロで走ることもできる。その仕組みをロボット開発に生かしたい、というわけだ。クレーン製造会社からの相談もあった。

「人間は、何が役に立つのかが分かるほどいろんなことを知らない」と実感し、「好きなことを好きだということの大事さ」に気づいたという。

郡司さんは、博物館に根付く「三つの無」という考え方を大切にしている。三つとは「無目的」「無制限」「無計画」だ。今は不要でも、いずれ誰かが必要とするかもしれない。人間の都合で博物館に収める標本を制限してはいけない、という戒めの言葉だ。

事実、郡司さんは、100年以上前に収集されたキリンの標本も研究に使っている。

「何の役に立つか」にとらわれすぎると、大発見の芽を摘むことになるのだろう。



農業においても、農業をすることが「環境問題」「雇用問題」「食糧問題」の三つとつながりができる(役に立つことができる)。

上記三つに貢献していると思うので、その補償として現役世代には、月7万円ほどのベーシックインカム(年金)が支給されてもいいのではないか。


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今日のクイーン(再4)  4

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ちきゅう座

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ダイズの煮豆


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緑ダイズ100gは一晩、水に浸す。

ニンジン、シイタケ、ヤーコンは角切りする。ヤーコンはアクが多いので3分ほど水に浸した。

圧力鍋に戻し水ごとダイズを入れ、ニンジン、シイタケ、ヤーコンを入れ、醤油、砂糖、酒、みりんで味付し、ダシの素を入れ、強火で点火し、おもりが勢いよく回り出したら極弱火にして20分余り煮て火を消し、圧が抜けるまでそのまま放置して出来上がり。




目玉焼き

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ニンジンおろしとダイコンおろし  

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味噌汁


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乱切りしたサツマイモとシイタケを鍋に入れ、水とダシの素を入れ、煮立ったらダイコンとニンジンの千切りを入れ、再度煮立ったざく切りしたハクサイを入れ、弱火で10分ほど煮て、味噌を溶き入れ、ネギをふって出来上がり。



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大島青松園  塔 和子さん(4)


妖精


春の土は

すべての生の胎動を秘めてやさしくぬれている

このぬれた土の上で

草が生えたそれはもう枯れることをまぬがれない

動物が生まれる

それは死がひとつふえたことだ

生まれない前

死はなかった

生まれたところから

死を生きることによって生き

いつか死だけになる

春の土の上で

はじまったものらの胎動をききながら

私はふと

生命の妖精のように

手を差し出している黒いかげを見る

そのかげと共に

すべての生は

ただひたすらに生きようと思いながら

死へと上昇するほかなく

上昇している











邪悪な鬼



悲しくて泣いているのに

そんなに弱くはないはずだ泣くなんて

と言っているところがあったり

嬉しくて泣いているのに

そればかしのことと思っていたり

はしゃいでいても

そんな自分をじろっと見ていたり

深刻に悩む自分にも

冷たい一瞥をなげてなやみの中へ

入ってゆこうとしなかったり

とにかく

どんな感情にも

どっぷりひたり切れない

邪悪な鬼が一匹いて

いつもどこかが

白々としている



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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