あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

第2弾  捕獲


第1弾の時と同じ時間帯に、同じ場所に蜂球ができた。

前回のように、待受け箱を左手に持ち、ゴム手袋の右手で2~3回払い落とし、すばやくベニヤ板で蓋をして、その木の下に待受け箱を置いた。

女王蜂がうまく取り込めていたら15~20分ほどの間に、取り込めなかった蜂も待受け箱に入って来るが、今回は同じ箇所に再度蜂球ができたので、失敗したかなあと思ったが、待受け箱に入るように促すために、団扇で風を送ったり、塵取りですくって、待受け箱の巣門の前に落したりと、合流を促した。

その後30分ほどすると、大半が待受け箱に入ったので成功を確信した。

夕方6時半頃、すでに活動を始めた働き蜂の大半が巣に戻る頃、山へ持って上がった。


分蜂している群は元巣の1群だけで、これが第2分蜂だった。

元巣のもう1群は越冬はしたが、「死んだ蜂の幼虫」の持ち出しが続き、群を何とかキープできているが、この春の分蜂はありえない。

元巣のもう1群も蜂児持ち出しが止らないが、出入りは活発なので、雄蜂の巣房の蓋が巣門の前に出てくれば分蜂があるかも知れない。巣房の蓋が出てから分蜂までに10日ほどかかるので、今月中に巣房の蓋が出なければ、この春の分蜂はない。



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第一弾  捕獲



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待ちに待った第一分蜂だった。

午前9時半頃、巣門から蜂が数多く出て来て、分蜂の予感がした。

右の画像の手前の木の、地上50センチほどの太い幹の部分に蜂球が出来始めた。

去年と同じ時間帯に、

去年と同じ木の同じ箇所に、

蜂球ができた。

これまでの経験を総動員しながら、いつ、蜂球を待受け箱に払い落としたら女王蜂を取り込めるかを考えた。

蜂球がきれいな楕円になり、蜂球の動きが静かになり、元巣の蜂(今回の分蜂に同行しなかった蜂)がまた箱の中に戻った頃を見計らって、蜂球の真下に待受け箱を左手で持ち、右手で蜂球を2回、やさしく払い落とし、すぐにベニヤ板で蓋をして、同じ木の下に待受け箱を置く。

うまく女王蜂が取り込めていたら、15~20分ほどの間に蜂球の蜂の大半が箱の中に入って来る。

そのまま薄暗くなるまで置き、すでに新住居での活動を始めていた働き蜂の大半が巣に戻って来る6時半過ぎに巣門の入口を網でふさぎ、山の決めた場所に移動した。

半径2キロ以内で移動するには、捕獲した当日のうちに動かさないと、場所を覚えられてしまう。


元気なのは一群だけという状況の中、その第一分蜂が捕獲できて、とてもうれしい。
  
  


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まだ分蜂群が来ない


探索蜂は15設置した「待受け箱」に、毎日のように数匹が訪れているのに、なかなか大群が来ない。分蜂時間帯の9時半~午後2時半の間はしばしば見回り、もしくは座りこんで「待っている」にもかかわらず、今日も来なかった。

だから、気分が落ち込んでいる。

3月が例年になく寒かったから、10日ほど遅れるとしても、もう来てくれてもよさそうだが。

初めて「待受け箱」を設置した8年前には、「4月20日」、「4月26日」、「5月3日」、「5月12日」と合計で4群を捕獲できたので、それから考えたら、分蜂群の飛来はまだこれからだと言えるが、去年、一昨年は4月3~5日の間に初回の分蜂群を捕獲できている。

ここ4日ほど「明日は来るはず」と待ち焦がれているが、今日も来なかった。

どの待受け箱にも、探索蜂は頻繁に飛来しているのに・・・。

しかも、待受け箱の前でしばしば、縄張り争いの「取っ組み合いの喧嘩」も見かけるので、2群がきているにもかかわらず・・・。


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キンリョウヘンと日本ミツバチの特異な関係


(2011年2月5日の新聞記事)

 春にかけ、各地でランの展覧会が開かれる時期だよ。ところで、観賞用に育てるランには、コチョウラン、シンビジューム、カトレア、デンドロビウムなど多くの種類がある。野生種まで含めると、一節にはその総数は2万5千種。花を咲かせる植物の約10分の1を占める計算となり、植物の中で最も大きなグループだ。なぜ、こんなに種類が多いのだろう?

 それは、ランが進化する過程で、花粉を運ぶ昆虫とランの間に1種類対1種類の関係を作ったからさ。つまり、受粉昆虫の数だけ、ランの種類が増えたということなんだ。

 植物が種子を作って子孫を増やすためには、昆虫に花粉を運んでもらう必要があるのは知っているね。たいていの花は、複数の種類の昆虫が運んでくれるけど、ランの場合、ラン1種類に対し昆虫1種類だけ。1対1の方が、他の種類の花粉が紛れ込まず、効率がいいんだ。

 しかし、1種類だけの昆虫だけに花粉を運んでもらうためには、花の色や形、香りなどを、その昆虫向けに特別にあつらえる必要がある。赤い花が好きな昆虫には赤い色、体の細長い昆虫には細長い花、というように。その結果、ランにはたくさんのさまざまな色や形の花が生まれたというわけなんだ。

 生物が進化することを初めて発表したダーウィンも、このことに気が付いていた。マダガスカルには、蜜をためる30センチもの細長い筒を持つアングレカムという大きな花がある。これを見たダーウィンは「細長い口を持つ昆虫が必ずいるはずだ」と予言。そして彼の死後、30センチの細長い口を持つガが、実際にマダガスカルで見つかったんだ。

 美しいランの花と昆虫の間には、人間の知らないたくさんの秘密があったんだね。


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我流  キンリョウヘンの育て方


(1)5月連休頃、花茎は全て切り、必要なら、後は一輪挿しにする。

(2)肥料を与える期間は花茎を切った後~9月末まで。その間はナタネカスの置き肥えを常時、5号鉢なら5個ほど置き、1ヶ月に1回取り換える(そのまま置くと目詰まりするので取り除く)。加えて週に1回は液肥を散布する。

(3)土は市販の「シンビジュームの土」を使う。コメリで買うと600円弱。

(4)10月に入ったら肥料は一切与えない。与えると花芽がつかない。

(5)キンリョウヘンは水を好むので、厳寒期でも1週間に1度は水(ぬるま湯)を与える。夏場は毎日、他の時期は4~5日に一度でいいが、花芽の伸長する2月20日~3月末は3日に1度は与える。

(6)梅雨の雨はいくらあててもかまわない。

(7)5号鉢より一回り大きい6号鉢の方が、水やりが少し遅れても致命的とならず、花芽の数も多くつく。ただ、株分け後は鉢が小さい方が早く花芽がつくので、どちらがいいとは言えない。僕は品種によって5号鉢、6号鉢と分けている。株分けした年に花芽がつくのは3割ほどで、多くは2年経過した年の春から花が咲く。小さく株分けすると1年では花芽はつかない。

(8)半日陰を好むが、いい日陰がなければ透光率50%ほどの寒冷紗をかぶせる。

(9)株分けした鉢は活着するまで1ヶ月ほど肥料は与えず、活着したら株分けしなかった鉢と同様にする。

(10)10月以降、花茎を切る5月連休頃まで、肥料は一切与えてはいけないが、水やりは忘れないように。

(11)キンリョウヘンは2鉢あればよい。5号、6号鉢なら花は4~7本咲くので、2~3本の花茎を残し、開花次第順次切り花として一輪挿しで利用する。リポビタンDの瓶に入れた一輪挿しでも、鉢でも効果は同じで、一輪挿しでも2週間ほど効果は持続する。

(12)花茎には必ずタマネギネット(ミカンネット)をかぶせ、ハチが受粉しないようにする。受粉すると効果はない。花が咲き始めた頃、ハチが目ざとく見つけて飛来するので要注意。

(13)僕の場合、初霜の10日ほど前に、田んぼの置場から家の軒下(南向き)に移し、電気マットの上に置き、最低温度が5~7度を下回らないようにしている。電気マットは夜間だけセットしているが、12月、1月、2月の3ヶ月間で電気代が1万5千円ほどかかる。一畳の電気マットに12鉢置いている。

(14)2鉢なら電気マット(かなり以前に、春の育苗用に買った電熱温床)などいらず、日中は暖かい縁側(うすいカーテンで日除けした状態)に置き、夜間は台所や居間(家中で最も暖かい場所)に移動する。面倒くさくてもこれに慣れる必要がある。分蜂群を捕獲すること=キンリョウヘンを4月1日開花目標にして世話をすること。

(15)11月中下旬には花芽が出るが、12月~2月20日頃までは成長が止まったように動きがない。この間は5度以下にならないようにだけすればよい。ただ、週に1度の水やり(葉面散布はせず、ジョロの先を取り株元にぬるま湯を与えている)は忘れないことと、夜間は古毛布、その上に菰(コモ)をかぶせている。軒下なので、雨除けのブルーシートはしていない。

(16)なお、厳寒期でも黒い寒冷紗をかぶせて日除けをする。

(17)2月20日を過ぎたら、軒下から田んぼにキンリョウヘンを移し、午前8時からの太陽光線にあたるようにする。花芽の伸長には午前8時頃からの太陽光線が必要と思う。ブルーシートを取り、菰を取り、古毛布をとり、ポリだけにする。ポリの下には二重にパオパオ(ごく薄い毛布のようなもの)をかぶせている。日ざしの強い時間帯にはポリの上に透光率60%ほどの寒冷紗をかぶせて日除けをしている。農業の片手間にしているから、この手間がかけれる。

(18)花芽の伸長が始まる2月20日以降は3日に1回は、暖かい時間帯に水やりをしている。水やりは根元だけで、葉面散布は3月20日頃が過ぎてからにしている。

(19)田んぼに移した2月20日以降は、日中の暖かい時間帯にポリのすそを少し開ける程度で、温度が上がるようにする。

(20)3種類のキンリョウヘンをもっているが、品種によって花が咲き始めの早い遅いがあり、葉の斑入り品種は花の咲くのが1週間ほど遅れるので、斑入り以外の品種をお勧めします。

(21)NHK趣味の園芸「シンビジューム」(950円)が特に役立った。生育ステージが同じと思う。


とにかく、がむしゃらに4月1日に開花させる。一度成功したらその方法が正しかったと言える。



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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