





昨日、黒マルチを剥した田んぼの草焼きをして、さっそく耕運した。
この乗用トラクターは25年以上前に父が購入したものである。最も小型の乗用トラクターと思う。壊れたら次が買えないので、5年に1度ほど点検整備をしてもらっている。
草焼きをして5アールの田んぼを2回耕転し、その後4アールの田んぼを1回耕転し、ニワトリに餌を与え、水を入れ替え、草を持ち込み、卵を集め、ヤギを放牧場へ戻し、第3ゲート(鳥小屋の前)と第2ゲート(物置と竹藪の間)の戸締りをして、乗用トラクタの耕運爪にからみついた草や周囲の土を取り除き、井戸水を釣瓶で汲みあげ苗物に水をして、第1ゲート(上の画像)の外に出たら、すでに電柵がスイッチオンする(夕方5時15分頃)直前だった。
第1ゲートの戸締りをして帰途につく。まさに囲いの中でする農業である。TPPなど全く困らない。困るのは害獣であり、少しの油断もできない。
ワンパックを一つ、宅急便の営業所へ持参し、そのそばにあるコメリによってボードン8号袋とパンジーの苗を8本買い(817円)、そのすぐそばの山陽マルナカによって食料品と日用品の買い物(4768円)をし、ガソリンスタンドによって軽四を満タン(3025円)にし、ホームセンターによって紅白の葉ボタン(296円)を買ったら、あっという間に1万円札が飛んでいく。
毎年この時期には、パンジーの苗8本と紅白の葉ボタンを買うのが恒例になっている。パンジーは花の咲く期間が長く、殺風景な玄関先の飾りに少しなるし、葉ボタンは正月用。
TPPには賛成である。反対しているのは、農協や生協やそれに関わる団体等の既得権益を守ろうとしている組織である。
遅かれ早かれ時代の流れとしてそうなるのだから、最初から加わっておいた方がよい。
大規模農家や大規模農業法人がこの国の農業を支えているのではなく、本来、この国の農業を底辺で支えているのは家庭菜園型農業である。家庭菜園型農業こそが環境問題や自給力の源である。
農業は少数の大規模集中型ではなく、多数の小規模分散型でないと結局支えることはできない。
そして小規模分散型の農業にとってはTPPの影響などほとんどない。逆に既得権益打破の効果の方が大きい。
TPPによって安い外国産が押し寄せてきたら、ワンパック型や直売所出荷型の農業にとって、顔の見える関係や地元産が見直される結果となり、チャンスが広がる。
大多数の消費者も選択肢が広がる。
TPPよりはるかに重要なのは害獣問題であり、農業補助金のインターネット公開(欧州連合では随分前からインターネットで全ての農業補助金が公開されている)である。