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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

農業はすでに「ステイタスシンボル」

   
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家庭菜園でも出荷農家でも、今、農業ができることはステイタスシンボルだと思う。大半の人が農業を選択できない時代に、農業のできる幸せを感じる。

今、農業をすることは医者になるより難しい。なぜなら、医学部の定員より60歳以下の新規就農者は少ないのだから。

それくらい誇り高い農業をしている。稼ぐ金額はどんなに少なかろうと。


農業をしていたら、食欲のない時でも、家人のいない時でも、自分で簡単に夕食の用意ができる。画像は2日前の夕飯で、オクラと削り節の醤油掛け、豆腐と青シソ、メザシ3匹、蒸したピーマン、市販のコロッケ、ゆで卵。これで6品。
コロッケ等の市販の惣菜を1品買い、メザシやミリン干しや練り製品の買い置きがあればそれを1品焼くと、後は野菜ですませれる。

料理はあまり知らないが、味噌汁や簡単な煮物くらいはできる。自分の作った旬の野菜が2~3品食卓にあれば、それだけで無上の幸せである。
 
高齢になってからのボケ防止は、1日のうち数時間は土の上で過ごすことに尽きる。人間は大地から引き離されると、輪廻転生も感じることができなくなる。


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8月20日前後に蒔く予定のニンジンの畝にポリをかぶせ、天日による「草枯らし」をしている。畝立てをして、肥料(メタン菌液肥)を施し、エンジンポンプで散水し(薄め)、その後ポリをかぶせておけば、高温で草の種が死滅するらしい。去年までは時期が迫ってから大慌てで種蒔きをしていたので、この方法は今回が初めて。


直売所のチームリーダーに、年末までは週に3回出荷できるが、年明けからは出荷するものがないと伝えた。年明けに出荷できるとすれば、ニンジン、ダイコン、キクイモがあるが、ニンジン、ダイコンは多くは作らないし、キクイモは出荷がとても面倒である。サトイモは今年はあまり作っていない。

冬に稼ぐ人は「ホウレンソウ」、「シュンギク」、「コマツナ」、「サラダミズナ」の軟弱野菜の4本柱で稼ぐようだ。ホウレンソウは苦手作物であり、シュンギクはハウスがなく、コマツナやサラダミズナはワンパックの1品として計算に入れておらず、アブラナ科野菜で害虫が多いので作ってこなかった。

年明け以降に出荷できる野菜は、
2月末~4月10日→ナバナ(三陸つぼみ菜・のらぼう菜)
5月上旬→早生タマネギ、レタス類、キャベツ
6月中下旬以降→、現在出しているような夏野菜
つまり、年明け~6月中下旬まで、直売所に出せる野菜がごく少ない。しかし、3月と4月以外はワンパックの出荷があるし、冬期間は少しゆっくりしたい。


ハウスは無料で手に入る機会が今までに2回あったが、2回とも断った。ハウスを立てても、その後のビニール張りや、台風時のビニールはずしや、ビニールの廃棄処分を考えたら、自分には難しいと思った。難しくても必要なら導入せざるをえないが、ワンパック宅配には不必要だった。

ハウスがあったらいいと思うのは、
(1)春の育苗
(2)夏のトマト
(3)カラス等の防御が必要なスイカやマクワウリ類
(4)冬のシュンギクやレタス類
(5)冬のミント類やディル(いずれもハーブ)


昼寝も欠かしたことがないのに、人より夜がちょっと遅いせいか、朝がなかなか起きれない。起きても30分ほどぼう~っとしていないと、すぐには動けない。だからどうしても収獲開始が遅くなる。6時45分~7時頃から収獲を始める。 そして8時15分までには収穫を終える必要がある。収獲に1時間15分かかれば、仕分にはどうしても1時間30分はかかる。だから仕分が終わるのは9時45分頃。散らばった新聞紙を片付け、仕分残渣をニワトリに与え、10時までには家に帰る。その後、電熱シーラーで袋を閉じたり、単価シールを張ったり、前日収獲したオクラ(オクラだけは毎日収穫している)を家庭用冷蔵庫から出して単価シールを張ったりしていると、それだけで35~40分ほどかかり、服を着替えて10時45分に家を出るとスーパーの直売所に到着するのは11時になる。

     
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1日1回のミツバチの見回りは大きな楽しみの一つである。ハチミツを食べれる喜びより、ミツバチを見回れる喜びの方がはるかに大きい。

ハチミツをとらなければ、ミツバチがいてくれるなら、ボクはもうハチミツはいらない。

しかし自然界はそう甘くはなくて、ハチミツを奪わなくても、
(1)スズメバチ
(2)農薬のついた蜜源
(3)巣箱の状態(狭くなったり、巣虫が発生したり)
(4)周囲の自然環境の変化
等により、容易に野生に帰ってしまうようだ。


作付面積は同業者に比べてかなり少ないのに、それを遂行しようとして無理が生じることが多いので、もっと減らす必要があるかも知れない。

とにかく「並行処理」ができるように「農業本体」の量を減らさないと、次のステージは決して見えてこない。今の自分にとっての並行処理とは、
(1)新聞にゆっくり目が通せる時間
(2)週に半日、農作業から離れれる時間
(3)週に半日、ぶら~と外出できる時間
(4)月に1~2冊の本が読める時間
 
2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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