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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

畝間潅水

 
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13年ぶりの畝間潅水。畝間を走る水を見ながら、サトイモと共に喜んだ。

井戸ができてからこっち、畝間潅水はしてこなかった。しかし今日それをやってみて、井戸があっても並行して畝間潅水をすればよかったと思った。

畝間潅水に要した時間は1時間半。1時間半で、サトイモ、ナスビ、ピーマン、オクラ、エンサイ等の夏野菜の畝間に水を走らせることができた。エンジンポンプで散水しても最低1時間はかかり、畝間潅水に比べたら比較にならないくらい水量は少ない。

今日は1時間半を要したが、様子がわかった次回からは1時間ほどで終わるだろう。


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田んぼのそばの細い水路を土嚢(どのう)で堰き止め、田んぼの方に水を引き入れるが、まず草刈機で草を刈り、鍬で水の道を作って(掘って)おく。それから、池の水の出口へ行き、水が竹やぶ沿いの水路を走るように、逆方向の水路に分木(ぶんぎ)をさして水を止める(分木がなければ土嚢で堰き止める)。
 
   
     
   
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水路のみなくち(水が入ってくる源)から、最も遠い場所に、最も水が必要なサトイモの畝がある。本来なら、水の要求量の多い順番にみなくちから植えておくべきだった。つまり、サトイモの畝→ナスビの畝→オクラの畝→エンサイの畝→ツルムラサキの畝→ピーマンの畝とすべきなのに、みなくちから順に、ヤギの草場→エンサイ→ツルムラサキ→オクラ→ピーマン・ナスビ→サトイモという配列になっていた。定植の早い作物から順に左岸から植えていったのでこうなった。

春の段階ではまだ、畝間潅水が現実のこととして、身体に染み込んでいなかった。13年も畝間潅水から遠ざかっていたので、身体が反応してくれなかった。


水のことではいろいろあって・・・

水喧嘩などもしたりして・・・

それが井戸につながったが・・・

井戸ができたから、メタン菌液肥を導入することもできたし、春の育苗の水も確保できたし、秋雨がほとんど降らない9月末~10月の散水もできた。なぜなら、池の水は、稲に水が必要な6月15日~9月20日頃までの3か月間しか落とさない(流さない)から。

井戸ができるまでは、夏場に畝間潅水をさせてもらっていたので、13年のブランクがあっても、「潅水に要する時間」等は、よく覚えていた。その頃にはサトイモを5~6列(500~600株)作っていたこともある。


土木委員は2~4年の任期で交代していくので、その間、水を引かせてもらうこともできたのに、13年間もそうしなかったのは「水を引かせてもらわなくても十分間に合ったから」であるが、今日、13年ぶりに畝間潅水をしてみて、こっちの方が随分と楽で、時間もかなり節約できたことをはっきりと認識させられた。ただ、費用に関しては、池の水の使用量として3千円~5千円が必要と思うので、エンジンポンプのガソリン代やオイル代と比較してあまり変わらないと思う。

夏に畝間潅水をしたい作物は、ナスビ、ピーマン、オクラ、エンサイ、ツルムラサキ、モロヘイヤ、青シソ、スイートバジル、そしてサトイモの合計9種類であり、サトイモに多少の増減はあっても、トータルで4~5アール。9月中旬頃まで、5日に1回は畝間潅水をしたい。


野菜にこんなに水が必要とはスタートして数年経過するまでわからなかった。それでも8年間は井戸なしでやってきた。川の水をタゴに汲んで軽四でピストン輸送したこともある。

産地では「畑潅」が整備されていて、年間の利用料は10アールにつき7千円ほどである。50アールだと3万5千円。20年利用すると70万円であるが、井戸を掘ることに比較したら随分と安い。井戸だと、井戸を掘る費用、エンジンポンプ代、ホース代、ガソリン代、オイル代、修理代、散水に要する時間等もかかってくる。自分の場合は井戸代は27万円だった。

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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