

義兄はトウガンやハクサイ、キャベツを大規模に作っているが、今はトウガンの出荷最盛期である。軽四のタイヤがへこむほどのトウガンをのせていた。
産地の農業は全然違う。規模といい、大型機械を駆使することといい、まるで違った土俵で相撲を取っている。
ミツバチが飼えるのは、
(1)巣箱を作ってくれる人がいる。
(2)近くに詳しい人が何人かいる。
この2つが両輪となって飼うことができている。何においても先駆者は苦労が多かったと思うが、ミツバチに関してもインターネットが果たした役割は大きかったのではなかろうか。インターネットによって情報がたくさん出回り、飼い方も「標準化」されている。つまり、インターネットの普及とともにミツバチ飼育者は爆発的に増えていると思う。2年前にはまだ「春の分蜂」や「分蜂前にいったん蜂球を作る」ことなど全く知らなかった。
巣箱が雨風に打たれて大分いい感じになってきた。巣箱を注文するのはどうしても直前になりがちだが、半年~1年前から準備した方がいい。
8ヶ月後の「来春の分蜂期」にゲットできるかどうかは、今頃にもう結果が出ているのではなかろうか。それくらい準備が必要と思う。
(1)キンリョウヘンは去年より成育が随分といいし、
(2)巣箱置き場も、見回りのたびにイメージしているし、
(3)3メートルほどの古竹3本を「いかだ状」にして、ミツバチが入っている巣箱の近くに設置する(つまり分蜂板を作る)予定だし、
(4)去年のように大火を燃やし続けたり、大木を切り倒すことを控えるつもり。
少なくとも今年よりいい結果になるはず。
ナスビとピーマンは合計で50本以内と書いたが、具体的にはピーマン30本、ナスビ20本である。ピーマンの方が10本多いのは、
(1)ピーマンにはほとんど虫害がない。
(2)秋ナスに向けて更新(強剪定)するナスビは7月下旬~9月上旬の40日間ほど収穫ができないが、ピーマンは連続して続く。
(3)ピーマンの方がナスビの3倍近い袋数が出荷できる。
ダイコンサルハムシの防除のために「カブ」を犠牲にして「ダイコン」を生かすようにしているが、できればカブも収穫にこぎつけたいので、毎年蒔く「耐病ひかり」を、今年は「赤カブ」に変えた。品種が違えば虫害も違ってくるはず。
7時~11時半頃まで、出荷に4時間半かかる。この時間を農作業にあてたら随分と仕事が前に進む。同じ出荷先に毎日出荷している若い同業者が何人かいるが、いつ農作業をしているのだろうと思う。
ただ、自分の場合の7時前から収穫を始めるのは、農業者として失格。たいていの農業者は今頃の時期だと5時には起きて5時半頃から収穫を始める。オクラの収穫が始まったのでボクも1時間早めて、少なくとも6時前には収穫を始める必要がある。
今日は出荷はしなかったが、オクラは収穫する必要があるので、朝一番に15分ほどかかって収穫した。昼前に家に帰り、袋詰めした後、袋を閉じ、家庭用冷蔵庫に入れ予冷した。直売所出荷はこういうやり方ができても、ワンパックの場合は先方に届くまでに一昼夜かかる(クール宅急便は使ったことがない)ので、当日の朝どりしかできない。
一定数以上作付を増やすと、以前のやり方では間に合わない(よくない)ことも生じてくる。オクラの「予冷」は初めての経験だが、作付が一定数を超えると毎日収穫する必要があるのでこうなった。少々大きくなっても、去年までは出荷当日しか収穫していなかった。