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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

あなたが悪いのではなく直売所が悪い

  
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台風は全然、問題ではなかった。考えてみれば、台風が直撃して困る作物はすでに作ることを止めているか、もしくは作付を減らしている。

エンサイ、ツルムラサキ、モロヘイヤ・・・台風には滅法強い。

スイートバジル、青シソ・・・台風には滅法強い。

キュウリ・・・地這品種を作っている。

インゲン・・・つるなし品種を作っている。

ハーブ類・・・台風には滅法強い。

ナスビ、ピーマン・・・台風の影響は大きいが、合計50本までにしている。

サツマイモ・・・台風には滅法強い。

サトイモ・・・大型台風には影響を受けるが、中小型台風は問題ない。

オクラ・・・台風が来る時期によっては影響を受けるので、倒れないように防御した方がよい。

ナンキン、トウガン・・・台風には滅法強い。

ニガウリ・・・キュウリと異なり、台風には強い。

ヤーコン・・・最近は少ししか作っていない。

キクイモ・・・たくさん作るようになってから台風の直撃を受けておらず、うっかりしていた。今後は50株ほどに減らし、減らした分はサトイモに切り替える。19羽のニワトリの飼料には30株ほどあればよい。


つまり、台風が来てもさほど困らない作付をしている。ハウスもないのでビニールが破れる心配もない。

直売所で会った同業者に「台風の被害はなかったかな」と尋ねたが、ほとんど被害はなかったようだ。大半のキクイモが倒れ、ナスビとピーマンも倒れたと話すと、台風が向かってきているのに「台風対策はしなかったん?」と聞かれ、普通はそうするんだと思った。

ボクの台風対策は、台風に弱い作物は作らない、もしくは必要最低限だけ作る。だから台風対策などすることがない。

農薬もそうである。病虫害の多い作物は作らない、もしくは必要最低限だけ作る。だから農薬を使うことはごく少なくてすむ。

農薬を使っているのは、
(1)秋のアブラナ科野菜の種蒔きや定植後に1~2回(ダイコンサルハムシ防除)。
(2)春夏野菜の定植時に植え穴に少量散布(ネキリムシ防除)。
収穫が始まる1ヶ月ほど前~収穫期間中に農薬を使うことは全くない。


自分が作りやすい野菜だけを少し多めに作る。それだけで手がいっぱいになるはずだから、不得意作物を克服する努力など無駄である。直売所ではほとんど完売御礼となるトマトとキュウリであるが、自分の場合はトマトは自給用だけ、キュウリは地這い品種を数本×年4回作るだけである。

トマトとキュウリは稼げる作物かも知れない。それでもボクは作る気がしない。自分にとって稼ぎ安い野菜で稼ぐ。他の農業者に比べ収入がかなり劣っても、それは仕方がない。嫉妬もしないし、羨望もしないし、できない自分に失望もしていない。それは単なる個性である。

確かに、稼げるにこしたことはない。しかし独立自営業の場合、「能力差」はいかんともしがたいものがある。しかし「鶏口となるも牛後となるなかれ」。

自分にとってあまり労せず作れる野菜を、愚直に出荷し続けるしかないのだ。上を見てもきりがない、下を見ても?きりがない。

大事なことは、農業の世界で自分の稼げる金額を早く悟ることだと思う。

農業はそれでなくとも忙しい。苦手を克服する努力など徒労に終わるだろう。それよりもっと単刀直入に農業を会得する道は、自分にとってあまり労せず作れる野菜だけで手がいっぱいの状態に早く持っていくことだと思う。


現実には作ることよリ売ることの方が大事である。

自分がぎりぎり譲歩できる価格で、ほとんど完売できるような直売所でないなら、あなたが悪いのではなく、直売所が悪い。そんな直売所はさっさと止めて他の直売所を探した方がよい。

もしそんな直売所が近くにないなら、直売所出荷は止めて他の出荷方法(ワンパック等)を模索するしかない。

作ることには能力差が明らかにあると思うが、売ることに関してまで「能力差」を持ち込んではいけない。売ることは、料理店ブログ等を見て手当り次第に電話を入れることから始まる。個人客の場合、ボクは軽四で近くの団地を「引き売り」しながらワンパックの顧客を探したが、都会宅配に関しては、友人や知人に紹介を依頼することから始め、その後は少しずつ「口コミ」で増えていった。

2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp
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