


繭の回収作業をした。乾し繭にするには繭になって10日目と書いてあったが、火曜日頃から雨天の予報なので、7日目の今日に早めた。
白い繭が171個、黄色い繭が107個だった。合計278個。繭を作り始める1週間ほど前に数えた時には316頭いたので、今日までに38頭の命が途絶えた。桑の葉が足らなくなったり、大雨があったりで、繭作り直前にアクシデントが多かったわりには、かなりの回収と思う。


繭を固定していた糸も捨てずに保存しておくことにした。

繭は画像のような海苔の瓶に入れて天日乾燥を始めたが、確認の意味でもう一度「大日本蚕糸会」のホームページを見たら、乾燥の前に1日冷凍すると書いてあり、あわてて冷凍庫に収納した。天日乾燥だけでは中の蛹が「きちんと死なない」のだろう。
蚕の状態でも蛹の状態でも、命を頂くことに変わりはない。

蚕を飼っていた苗箱も片付けた。36穴の連結ポットは10枚でたった180円なので、糸をとったり洗ったりする手間より、捨てて、来年新しいのをまた買った方が手っ取り早いが、今年は保管することにした。
飼ってみて、300頭という数字はとても適切だった。子供でも楽しく飼える数だと思う。繭が1個30円、300個で9000円ほどになれば、蚕を飼う励みになると思うが、売れなくても、1人につき20個ほど「インテリアや顔マッサージ用」としてプレゼントすれば15人ほどにプレゼントできる。これくらないなら十分はける量である。ワンパックに入れたり、親しい人に使ってもらおうと思う。
黄緑色で目立つ桑の葉は新緑に映える
桑の葉を収穫する楽しさ
桑の葉を蚕にあげる楽しさ
桑の葉を食べて蚕がどんどん成長する楽しさ
繭作りが見える楽しさ
これで、繭を利用する楽しさが見つかれば申し分ない
販路が開拓できないなら、年に1回だけ楽しむのが関の山

蜂球が台座近くまでせまっていても、実際の巣は一段(一箱)上のあたりでとどまっていることが多いらしい。
今日、見に来て下さった人が、息をふきかけて蜂球の蜂を少しどかせて、実際に巣がどこまで来ているか確認してくれたが、すでに巣も蜂球と同じくらい伸びており、とにかく一段だけは継ぎ箱をした方がいいと言われ、手伝ってもらってさっそく継ぎ箱をした。
その人が言われるには越冬より越夏の方が難しく、逆に言えば、越夏がうまくいけば自動的に越冬できると言われる。

継ぎ箱をする時に、台座と、巣門のついた2分の1の高さの巣箱も新しいのと交換した。こちらは巣虫の被害はさほどなかったが、6月14日にゲットした逃去群の方は、2週間前と比べて巣虫がかなり発生しており、こちらの方も台座と巣門のついた2分の1の高さの巣箱を新しいのと変えた。
巣虫にかなりやられてからだったら台座は使えなくなるが、継ぎ箱の時を利用して同時に台座と巣門のついた箱を交換するようにすれば、あまり傷まず、洗って何度も使える。
天日乾燥だけでは巣虫は死なず、材木のつなぎめ等に沸騰した湯をかけてから天日乾燥するようにと教えられた。

久しぶりにペットボトルの捕獲器を3個仕掛けた。