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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

桑の葉がまた足らなくなった

またしても桑の葉が足らなくなり、家から20分ほどの酪農家宅へ桑をもらいに行った。群馬県蚕糸技術センターから送ってもらった蚕は4人で分けたが、そのうち2人の蚕は昨日からすでに繭を作り始めているが、ボクのはまだその気配がない。  
    
 
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25頭ほどの牛を飼われてる。ジャージー種が1頭、白い牛が3頭、一般的なホルスタインが21頭。

  

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そのうち4頭は山の放牧場にいた。「おーい」と、若い酪農後継者が呼ぶと、向こうの林の中から4頭の牛が駆け足でやってきた。電柵の近くにエサをふりまくと競って食べるが、電柵に触れると4頭が同時にのけぞって後ずさりする。このようにして「電柵に触れると怖い」と学習させる。

1ヘクタール規模の放牧場だが牧草の再生には4頭ほどが限度なのだろう。小屋はなく、夜は林の中で寝る。


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酪農家はヤギも10頭ほど飼っている。小型のペット系ヤギがかわいい顔で出迎えてくれた。ネットを介して「ヤギの販売力」があるから、これだけの頭数が飼えるのだろう。

ただ、世話や食べる餌の量に関しては、ヤギ10頭が束になってかかっても牛1頭には及ばないだろう。重量的にも子ヤギ1頭平均10キロ×8頭=80キロ。親ヤギ1頭35キロ×2頭=70キロ。合わせて150キロほどだろうから牛の3分の1ほどの重さしかない。

 
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ミツバチも7群ほど飼われている。2年ほど前に酪農家宅でアマチュア養蜂家の「スロー人」さんと出会い、ミツバチを飼いたいというきっかけになった。

家の前の庭にある池のそばに置かれた「キンリョウヘン」は葉がよく伸びて鉢いっぱいにおごっていた。ただこの春、キンリョウヘンでミツバチをゲットできたのは1群だけで、残りは「蜂球」などを見つけて巣箱に収めたらしい。
 
  

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放牧場のそばに植えられていた桑の木をたくさんもらって帰り、中央の画像のようにたくさんの桑の葉を与え、残りはタゴに水を入れてその中に活けた。与える桑の葉の量が足らなくて、他の人より蚕の成長が遅れたが、明日には「繭作り」を始める蚕が数頭はいるだろう。


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だから夕方、4センチ角の36穴の連結ポットを3分割(12個ずつ)して、稲の苗箱にガムテープで留めた。苗箱1枚に蚕を30頭ずつ数えながら置いたら、合計で10箱半(316頭)いた。

楽しく飼うには300頭ほどが限度と思った。そして、たった300頭でも大量の桑の葉が必要になることを痛感した。それくらいよく食べる。

我が家の桑の葉はほとんどなくなったので、今季はこの1回転だけで終わる。


まだ30代半ばの若い酪農後継者は多角経営をされている。牛25頭、ヤギ10頭ほど、ミツバチ7群ほど、そして子供さんの夏の自由研究に蚕も。加えて畑作もジャガイモ、サトイモを中心に「ヘクタール規模」の作付をされている。

25頭の牛だけで手いっぱいと思うが、他によく手が回せると思う。野菜だけでもボクの規模をはるかに超えている。


自分らしさの追求

他人の農業はなかなか真似はできないものである。真似のできる人は、ちょっと見せてもらったり、やり方を教えてもらったりするだけで、すぐに自分の圃場で再現できる。農業だけで食べていける人はそんな人が多い。

農業をスタートした頃には他人の農場を見せてもらいに行くことも度々あったが、その後はあまり行かなくなった。見せてもらっても真似ができないから。

一口に農業といっても、農業者は千差万別である。とにかく自分のスタイルを持つこと。収入の多寡は関係ない。技術の高低もあまり関係ない。限りなく自分らしさを追求することだと思う。農業収入の多い人、農業技術の高い人は、年齢にかかわらず、近くに結構存在する。しかし彼らの「真似をすること」は本当に難しい。

生活がかかっているのだから最低限の収入は必要だが、何とか日々の生活がまわっていくなら、他人の農業に惑わされず、ひたすら「自分の農業の形」や「将来のテーマ」を追求した方がいいと思う。

2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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