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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

TPPより害獣の方がはるかに問題

 

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さくらんぼの蕾が膨らんできた。開花まで後5日間ほど。

果実は野鳥の食料になり、ほとんど食べたことがない。だから花を楽しむだけだが、それでもいい。山桜の多くは桜枯病で枯れてしまい、田んぼ周辺の山には数えるほどしかないので、さくらんぼの花を桜代わりに楽しんでいる。 


新聞紙で一個ずつ包み発砲スチロールに入れて台所の冷蔵庫の上に置いていたサツマイモが今年は3分の2ほど腐っていた。新聞紙より籾殻の方がよかったかもしれない。

「田んぼ」で作るサツマイモはあまりおいしくないので、今年は減らすつもり。品種も少し変えてみようと思い、ホームセンターで鳴門金時60本、安納芋10本の苗を注文した。 合計で2千円ほど。


コメリで3月21日にボードン11号袋(100枚入り)を購入したら288円だった。3月7日に購入した時には208円だったのに、震災後に1袋が80円も値上がりしている。 


害獣は多いが、まだ巣箱に直接の被害はない。シカは蜂蜜に興味がないということを類縁のヤギを通してわかったが、イノシシも蜂蜜には興味がないようである。ただ、巣箱を蹴飛ばされたり、巣箱の下を「もくられる」ことはあり得るかもしれないと思っていたが、今の所それもない。油断はできないが、巣箱に害獣被害がないという現実はとても助かる。ただしクマが出没するようになればミツバチウオッチングの楽しみも終わる。 


田んぼ全体を電柵で囲んで1年と4ヶ月であるが、あれから1度も害獣の侵入はない。しかし電柵による種々の負担は、電柵が必要でなかった頃に比べれば、格段に増えている。
(1)朝夕の電柵ゲートの開閉。
(2)電柵の下の雑草管理。
(3)電柵の外に出る時、柵線をそのつどくぐらなければならず不便。
(4)ヤギに畔草を与える時、柵線の近くにはつなげない。
(5)定期的な漏電(枯れ枝や伸びた草の接触)の見回り。

害獣による身体的、精神的、経済的負担を考えたら、TPPなど取るに足らない。

TPPに参加すれば日本の農業が壊滅すると言うが、すでに30年以上に渡って「凋落の一途」であり、TPPに関係なく日本の農業は、サラリーマン所得との比較や害獣による被害によって崩壊寸前である。

この30年間、何の手立てもしてこなかった。農協、自民党、農水省の三位一体の「蜜月時代」が30年以上にわたって続き、莫大な農業予算が投入され続けてきた実績があるにもかかわらず。

いったい誰のためのTPP反対だろうか。



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このあたりでは「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われるが、今週は霜注意報が出ている。春の雑草の伸びが悪く、ヤギが満足するほど食べれない。 

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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