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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

自然災害には「社会主義的」な政策が必要

 

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阪神大震災とは違った、他の復興の仕方はないだろうか。現在の日本のような経済システムの下で、もとあったように復興をめざすのはあまりに遠くて苦しい気がする。

一昨年に中国でも大地震があったが、中国だと、復興の仕方がまた異なるだろう。

大きな災害があった場合、年金をもらっている世代よりもらっていない世代の方が生活は厳しい。職場も大きな被災を受けた可能性がある。こんな時、働く場所もなかなか見つからない。

元通りに追いつくのではなく、自給自足的コミューンのような違った復興の形がめざせないだろうか。

それが難しいなら、「社会主義的」な政策が必要である。その筆頭にあるのがベーシックインカム(現役世代の年金)だと思う。

継続的な支援はベーシックインカムに勝るものはない。


こういう考え方はTPPに対しても通じる。

たった2~3%ほどの農家を守って「自給率」とやらを確保するために莫大な補助金を投入するのは、既得権益を守る最たるもので何の効果もない。

農業補助金→ベーシックインカムへ
各種所得控除→ベーシックインカムへ
生活保護→ベーシックインカムへ
子ども手当→べ-シックインカムへ

べーシックインカム以外は、自由放任、弱肉強食の資本主義のままにする。農作物でいえば、完全自由化して外国から安い農作物をばんばん輸入する。高い国産か安い海外農作物かの選択は任せたらよい。

ベーシックインカムがあれば、自給自足的な農業参入が飛躍的に増え、そういう農業こそが、環境保全や里山保全や山村の維持につながる。

大規模農業は環境破壊的であり、気象変動に弱く、いざという時には何の役にも立たない。いざという時に助けてくれるのは親戚や友人、知人の小規模農家である。その小規模農家を増やすにはベーシックインカムが最も優れている。それは定年帰農型(年金型)農業が現役世代もできるからである。


自給自足主義は一見、経済にまるで貢献していないように見えるが、逆にこれくらい大きな貢献をするものはないと思う。それは金銭に換算できない経済効果(環境保全等)である。

自給自足主義は「怠惰」ではなく「生き方」。

ベーシックインカムに支えられた自給自足主義は、雇用、農業、環境問題を解決の方向に向ける。

日本では族議員や協同組合、既得権益集団のような各種圧力団体が横行して、健全な民主主義が育っていかない。ここが北欧の民主主義と決定的に異なる。同じ資本主義でもまるで異なる経済システムと考えれる。日本のそれは底が抜けた弱肉強食のすさまじい資本主義である。

このたびのような大きな自然災害が発生した時、ベーシックインカム(年間1人80万円を想定)ほど頼りになるものはないと思う。 

2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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