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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

TPPは林業の二の舞か?

 
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もしオスが生まれたら、このヤギさんたちの仲間入りをさせてもらうことになった。近くの小学校の生徒たちが名づけた「ユキ」と「「ミルク」というメスが2頭。

放牧によって雑草を食べさせ農地保全を目指す「地域の取り組み」としてのヤギ導入。広報で見て「4月にオスヤギが生まれたら飼ってもらえませんか」と電話でお願いしたら、すぐに承諾してもらえたので、車で5分ほどの現場へさっそくヤギを見に行った。

うちのオスと同じくらいの大きさであり、雑種のようだった。出産予定のメスはこの2頭より少し小さいが、ザーネン種のオスと種付けしたので、もしオスが生まれたら、この2頭と同じくらいの大きさになると思う。

とにかく今回の初産では、メス、オス、どちらが生まれても行き先が決まってうれしい。
 

三寒四温を繰り返しながら春になるが、ここ数日はぽかぽか陽気だったのに、3時頃から急変して小豆粒ほどの雪あられが降リ始めた。部屋で青色申告の記帳をしていたが、ヤギを放牧場へ戻すために田んぼへかけつけた。

3月になったからミツバチはもう大丈夫と思っていたら、3月の戻り寒波が大敵と電話で教えてもらった。



TPPは林業の二の舞か?

「輸入木材の関税撤廃で林業がたどってきた道を、今度は農業がたどることになる」と警鐘を鳴らすのは、森林組合連合会の会長。「日本は国土の7割が森林なのに、その7割に全く価値がなくなっている」と悔しさをにじませる・・・。(農業新聞3月1日)

農業は林業の二の舞にはならない。なぜなら同じ自由化でも、林業は食べる物ではないが、農業は食べる物だからそうはならない。安い海外農産物が入ってくれば選択肢が増えるし、世界の気象異常で輸入がストップしたら、その時には日本の大規模農家も同じ運命をたどり自給率の意味もなくなる。

その時には、各自が何とかして作物を作り出すようになる。台所での水耕栽培やプランター栽培、他にちょっとした土のスペースがあれば菜っ葉くらい作れるし、ナンキンやサツマイモは荒地でもできる。


輸入がストップするような状態になったら、国内でも大規模農家などは全く役に立たず、結局、小規模の家庭菜園型農家しか役に立たない。小さければ状況に素早く対応できるし、1種類を多量には作らないので、異常気象でどれか失敗してもどれかうまくできる。


林業がだめになったのは輸入自由化よりも、プロパンガスの普及で、台所で薪が不必要になり、山仕事を誰もしなくなったことに起因する。 
 

食べ物は全てを「分業」に依存するのではなく、プランターでも作れるネギとか最低限のものは自分で作るようにしたい。ドイツのように週末にはクラインガルテン(市民農園)で楽しむという風習がないなら、いざという時のために田舎の知人や田舎の友達を作ることを心がけたい。


農業の自由化で被害を被るのは10%ほどの大規模農家だけだろうし、その人たちには集中して戸別所得補償がされるはずである。

大多数の農家が困るのは「TPP」ではなく「害獣」の方である。TPPで騒ぐなら害獣でもっと騒ぐべき。

TPPで最も損害を被るのは農協や生協であり、農家や消費者は逆にメリットが大きいと思う。地産地消の直売所は繁盛し、消費者と農家との直取引の市場が広がり、大多数の農家は大いに助かる。

2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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