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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

やじろべえの支点


農業は日銭を稼ぐ仕事だから、ある程度はがんばらないとカネにならない。しかし、時間当たりの金額はサラリーマンに比べてはるかに劣るから、農業は働きすぎたら損をする。これは、正社員になれない34%の人も同じである。つまり農業は抜群の「バランス感覚」で働きすぎない「分岐点」をうまく把握しないと、くたびれ損の悪循環に陥る。働いても働いてもカネになる利益率が劣るのだから、働く時間を減らして、その時間を自己啓発や自分の楽しみのための時間にあてないと、正社員とますます差がついてしまう。つまり働けば働くほど正社員との差がますます広がる。かといって賃金は時間当たりに換算すると3分の1~4分の1だから、ぎりぎりがんばって働かないと食っていけない。

だからいつも、働きすぎたら損をする、もっと働かないと食っていけないという「やじろべえの支点」を常に頭におきながら動いている。


今朝、ナバナの収穫をしていたら突然、腰砕けみたいになった。ナバナ(450本ほど定植)の収穫は中腰が多いので、そのせいかなと思ったが、収穫はまだ始まったばかり。
ワンパック宅配だけの時は、3月、4月の2か月間は出荷はなかったが、直売所出荷は1種類でも出荷できるし、ナバナは収穫と袋詰めがしやすいので、こういう作物で稼がないと、自分の場合は稼げる作物が少ない。単価130円×50袋=6500円×85%=5525円。今日は50袋出荷したので全部売れればこの計算式になる。こんなことをしょっちゅう考えながら収穫出荷をしている。他の農業者も同じだろう。


オスが生まれたら行き先が決まっていないと書いたが、今日、1本の電話を入れたら急転直下、オスの行き先が見つかった。多分、飼ってもらえると思う。家から3キロも離れていない。多分、明日の画像に載せれると思う。


昨日、インターネットで通信販売の種の注文をした。春夏作の種代は秋冬作の半分ほどであり8千円ほど。ただ定植数が30本以内であるナスビ、ピーマン、ニガウリ、トマト、スイカは苗を購入するので、苗代が少なくとも5千円はかかるし、ジャガイモの種代(15キロ)も3千5百円ほどかかる。


夏作の直売所出荷(スーパーの産直)は、エンサイ、ツルムラサキ、青シソ、スイートバジル、ナスビ、ピーマン、オクラの7種類が主体。


季節の変わり目は雨が多い。雨は身体を少し休めてくれる。


物置の4分の1(3畳)をヤギの出産場所に使い、子育てが終わる5月中下旬頃には、このスペースを「蚕部屋」にする予定。

蚕は桑の葉しか食べないし、ヤギも桑の葉が大好物である。だから使っていない場所には、去年に引き続き、挿し木の桑を植える。蚕は農薬のかかった桑の葉を食べると死んでしまうので周囲の環境のバロメーターにもなると思う。

蚕は100%「自給エサ」であり、本来の畜産はこうあるべきだと思う。ヤギもほとんど「自給エサ」であるが、メスには出産前後と搾乳時だけ、コゴメと米糠を混ぜて与えようと思う。桑がたくさんあれば、搾乳時だけ桑の葉を与えて動かないようにすることができると思う。


2月26日、三重県南伊勢町の養鶏場で鳥インフルエンザが発生。この養鶏場では採卵用鶏約26万羽を28棟で飼育。18棟が密閉型の無窓鶏舎で、その1棟で発生した。昨年11月以降で全国20例目。

2月28日、奈良県五條市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生。約10万羽の殺処分を行う。鶏舎は窓がなく密閉性の高いウインドレス型で、感染ルートの特定を進める。全国21例目。

鳥インフルエンザには問題点が多すぎる。
(1)30羽ほどの家庭菜園養鶏ではまだ全く発生していない。
(2)大規模なウインドレス型鶏舎で鳥インフルエンザが多発している。
(3)発生すれば全羽が殺処分になるため、大羽数飼いはあまりにリスクが高い。
(4)損害補償は国が負担(税金)。
(5)大規模飼育の問題点が新聞に全く載らないのはなぜか。
(6)全羽淘汰という家畜福祉の観点からの言及もない。
(7)卵は自給率が100%近いと言っても、同じく飼料の輸入依存率もその数字に近い。

 2030年 農業の旅→ranking





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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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