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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

反経済成長、予算の大幅縮小という経済学

  
 
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集落共有田の草焼きをした。危険な作業なので誰かもう一人ついてもらった方がいいが、風が凪いでいたので一人で火をつけた。3アールほどの広さの田んぼが30分ほどで焼けてしまう。雑草の種や冬越しの害虫を草焼きによって消滅させるのが目的である。

  
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今週の月曜日から、暖かい日中にはミツバチが巣門を出入りするようになった。冬の間、寒さ避けに巣門を3分の1に縮小していたが、出入り口でひしめき合っているのを見て通常の巣門に戻した。早くも足に花粉をつけて戻っていた。

もう一つの巣箱は出入りが少なかったので少し心配になって巣門を開けたら1匹死んでいただけで、様子を見ていたら数匹が出入りを始めた。

冬の間はミツバチにじゃまされることなく巣くずの掃除ができたが、活動が激しくなるこれからは台座の掃除をするのが難しい。


家畜伝染病予防法(家伝法)は、大型養鶏や大型酪農に関するものだろうか。30羽養鶏やヤギの1~2頭飼いは、同じ家畜でもまさに異次元の生き物である。

衛生管理やネット防御を徹底しても、鳥インフルエンザや口蹄疫は防げない。今までの発生状況を見ればそれはわかる。衛生管理や防御よりも、飼育頭数(羽数)そのものの見直しが必要と思うが、これに関する言及は新聞には全く出ない。

家伝法改正で口蹄疫と鳥インフルエンザに関しては「全額補償」になったが、飼い方のリスクが当事者の負担にならないなら、鳥インフルエンザや口蹄疫の根幹にある飼育方法の見直しは進まない。



日本の国土や風土に大規模農業は適さないし、環境問題の面からも時代に逆行している。

農業を経済的側面ばかりで捉えるのではなく、癒しや風景や雇用問題(独立自営)や環境保全の側面から捉えるなら、農業は小規模にとどめることが鉄則である。


誰もが携われる農へ・・・それには農業補助金の在り方を根底から変える必要がある。現在の農業補助金は既存の農業者や、担い手農家や大規模農業に支援を集中しようというやり方であり、恩恵を受ける農業者は少ない。誰もが農業に携われるようにするには、定年帰農型農業と同じような「年金型の支援」がぜひ必要である。つまり、現役世代にベーシックインカムのような支援をしない限り、日本の農業は復活も維持もできない。 

世代間格差もベーシックインカムしか取り戻す術はない。政治は決して動かないので、ネットで賛同者をつどうしかないが、ベーシックインカムの代表をネットから議会に送る時代はまだ先の話になるのだろうか。
 

この50年間、農協は自民党、農水省と三位一体となって「大規模農業」を推し進めてきたのではなかったのか。それが現在の農業の衰退を招いた。

大規模農業 集落営農 農業法人 大規模養鶏 大規模酪農…これでは日本の農業は先が思いやられる。

日本の産業は大企業だけでよく中小企業はいらないという理屈と同じ。


大規模養鶏や大規模酪農は、鳥インフルエンザや口蹄疫に対して決定的な弱点を持つ。同じように大規模農業は気象変動に決定的な弱点を持つ。

自給率も何の意味もない数字である。いざという時に手を差し伸べてくれるのは、兄弟親戚や友人知人等の小規模な家庭菜園型農家である。戦時中の「疎開」と同じ状況になるだろうから。


「成長」を唱える思想や経済学も、すでに時代に即さなくなった。経済成長ではなく「反経済成長」を唱える経済学者はいないのか。そういう論客もかなりいるはずだが、新聞や他のマスメディアには登場させてもらえない。


経済成長は人間を決して幸福にしない。


年度予算の大幅な削減。生き方の縮小。社会全体を小さくする。


上昇は人間を苦しめる。下降は人の心を癒す。


国の借金を返すために、予算の大胆な縮小を求める。 


TPPに賛成する大きな理由の一つは既得権益の打破につながると思うから。


生き方の縮小は安堵になり、休息になり、自由になれる。

予算の縮小とは2兆5千億円もの農業予算を1兆円以下にすること。


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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