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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

案ずるより産むが易し

 
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70アールほどの田んぼは集落内の稲作農家に委託していたが、その委託農家が、圃場整備をしている1枚27アールの田んぼ以外は今年から返すと言われ、誰か他に作ってくれる人を探していたが、10キロほど離れた岡山市の人が作ってくれることになり、返却された44アールを委託した。もちろん小作料は無料である。

10キロほど遠方からわざわざ作りに来てくれる。とても助かるが、その方はすでに75才前後なので、5年ほどしか作ってもらえないかも知れない。

地域外の人が集落内の田んぼを作っている例は他にもある。

近くの田んぼでも、今年から地域外の人が作りに来られる。てっきり稲作と思っていたら大豆らしい。田んぼ6枚(合計で40アールほど)に全て、単一作物の大豆が作られるとなると、ちょっと困る。
 
大豆には花が咲く。

花が咲いたらミツバチが飛んで行くだろう。

しかし、出荷作物の大豆は2回ほど農薬散布をするのではなかろうか。

その農薬がネオニコチノイド系なら、ミツバチに影響がある。

少しだったら影響は少ないと思うが、単一の作付で40アールの田んぼに対する農薬の量は少なくはない。

「あまり使わないようにしてください」という権利は自分にはもちろんない。

使うのは先方の自由だから。

とても言いづらい言葉だが、使われる農薬の「種類」と「回数」と「時期」を教えて頂こうと思う。
 
理由を話せばわかってくれると思う。

ミツバチがネオニコチノイド系農薬に弱いこと、ヤギの主食は周囲の田んぼの畔草であること、近くでニワトリを飼っていること、夏の4ヵ月間は蚕に桑の葉を与えるが、蚕は農薬に弱いこと。

前もって教えてもらえれば、対処の方法もあるだろうし、お互いに納得できる点を話し合えると思う。

この40アールほどの田んぼは、去年まではずっと休耕田だった。そして持ち主の2軒の家では、年に4回ほど耕運して草が伸びすぎないように田んぼの管理をされていた。

今年から作ってくれる人が決まり、2軒の家では畔草刈りや耕運の手間が省けて大助かりだろう。自分も44アールほどの田んぼの新たな委託先が決まって大いに助かっているから立場は同じである。

ただ、稲作だったらそれほど大きな影響はないと思うが、大豆の大量作付となると、大豆を好む害虫の発生が多くなるだろうし、それが当方の野菜にかなり影響を与えるような気がする。もちろんその害虫を好む益虫の発生もあるだろうが。

今まではこの40アールほどは休耕田の状態だったので、別にどうという影響は当方の田んぼにはなかった。それが40アールほどの大豆の単一作付となると、近くなだけに影響がかなり出るような気がする。

野菜も心配だが、特に心配なのがミツバチと蚕(桑の葉)である。

そのことを考えると、少し気分が滅入る。
 
しかし、これは時代の流れである。集落内に稲作の委託農家が見つからなくなり、知人や縁故を頼って地域外(集落外)の人に田んぼの管理(稲の作付等)を委託するようになった。

わざわざ当集落に来て作ってくれる人は大規模農家であり、作目は稲作か大豆が多い。


休耕田が多く、風景が損なわれてしまったと常々感じていたが、稲ではなく大豆のような作物を単一に大量作付されるなら、休耕田の方がまだよかったと今になって思う。

しかし、まだ作付もされていない段階で取り越し苦労をしてもはじまらない。「案ずるより産むが易し」という諺もある。大豆がかなり大きくなってからでも遅くない。とにかく一度、当方の状況を話し、先方の話も伺わないと、何も前に進まない。

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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