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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

ヤギを導入して2周年

   
  
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ヤギをもらってから今日で2周年。随分長い年月が流れたような気がするが、ヤギとの時間の共有はまだ2年でしかない。 


口のある生き物は毎日欠かせない作業があって多少の負担になるが、自分の場合は他に、朝夕の村道の電柵の開閉と、ニワトリの世話があるので、感覚的には負担は3分の1に軽減されている。 

ヤギが空気のような存在になるのを理想にしている。
 
ヤギは自分の農業人生を劇的に変えてくれた。「新しい出荷先」や、「日本ミツバチへの興味」や、「援農の復活」は、すべてヤギがその出会いをセットしてくれた。


子供の頃に家で、黒い使役牛1頭(トラクターが入ってからは単なる肉牛となった)と、豚2頭と、ニワトリを20羽ほど飼っていたので、自分の潜在意識の中にすでに、動物飼育の「伏線」はできていた。2年間の就農準備期間中に、ニワトリを30羽ほど飼おうと決めた。牛に関しても、堆肥の自給の目的で小型種を1頭飼おうと何度か考えたことがあるが、その巨大さに踏ん切りがつかず、飼うところまでいかなかった。ヤギを飼い始めてから、牛はやはり到底、手に負えないと思った。牛の10分の1以下のサイズのヤギでも、食べる木の葉や雑草の量は半端ではない。

昨日切り倒した「モロマツ」を与えたら、よく食べた。当地には針葉樹は少ないが、以前、マツを与えた時に食べたので、モロマツ(クリスマスツリーを飾る木は当地ではモロマツ)も食べるような気がした。

モロマツの葉は燃やす時にパチパチと大きな音が出る。幹は真っ直ぐに伸び、腐りにくいので「稲足(稲を手刈りしていた時代の、はざかけ用の3本足)」に使われた。50年過ぎた今でもびくともせず、トマトの支柱に使ったりしている。

 

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池に来ている渡り鳥のカモは、池のそばの陸地に上がって、腐葉土や腐葉土の下の菌類なども食べているようだ。土手に上がると、驚いて池に逃げ戻る光景に何度か出くわした。

ここの落ち葉をニワトリ小屋の下敷きに使っているので、野鳥のカモの糞とニワトリの接触は多いにありえる。ならば落ち葉を止めて「籾殻」でもいいが、籾殻の上にしばしばカラスが来て米くずを拾っている。鳥インフルエンザの媒介ならカモもカラスも同類だろう。ヒヨドリの糞も青菜の上で頻繁に見かける。

つまり30羽養鶏では、落ち葉や腐葉土、籾殻、青菜を通して野鳥の糞との接触はかなり多い。かといって、ニワトリの健康のために落ち葉も腐葉土も青菜も決して無しでは済まされない。

これらの現実からして、鳥インフルエンザ頻発地域で、20~30羽の家庭菜園養鶏が鳥インフルエンザになぜかからないのか、関係機関は因果関係を明らかにする必要がある。



農業人生はせいぜい25~30年ほどである。

農業に定年はないといっても出荷農業はせいぜい65才前後くらいまでではなかろうか。

現代では、農業は第2の人生として30代からスタートする人が多い。学校を卒業してすぐ、もしくは20代でスタートする(できる)人は少ない。

35才でスタートすれば、60才までなら25年、65才までなら30年の農業人生でしかない。35才の時には遠い先のように見えても、過ぎ去ってみればあっという間である。

言いたかったことは、農業人生は長くて25年もしくは30年しかないと考えて、その年数で割って1年あたりの減価償却金額を計算して「設備投資」をする必要があるということ。

300万の初期投資なら、25年だと1年あたり12万円、30年だと1年あたり10万円の経費が「目に見えなくても」かかっている。

10~12万を農業で稼ごうと思ったら大変である。自分の場合は1ヵ月間では到底稼げない金額である。

農業を始める頃にはどうしても「気が大きくなる」。そして就農のために貯蓄に励んできたので、スタートの時には比較的、カネの余裕もある。

農業に投資したら300万などあっという間になくなる。

投資は投資を呼び、機械は機械を呼ぶ。

井戸を掘れば、エンジンポンプやホースやガソリン代も別途必要になる。

ヤギを飼えば、小屋代や放牧場のメッシュ(鉄柵)代や首輪代や鎖代や杭代やフック代で少なくとも5万円はくだらない。

極めて不器用なのでハウスは結局建てれなかったが、普通だったら2~3年のうちに1棟くらいは立てている。

建てれなかったことで農閑期が必然的に生じ、
8年目の農閑期・・・百姓塾の看板作りの構想と依頼
9年目の農閑期・・・百姓塾の公民館営業等
10年目の農閑期・・・ドラム缶炭焼き
11年目の農閑期・・・パソコンの習得
12年目の農閑期・・・大工さんに依頼して台所の改修等
13~15年目の農閑期・・・ミニコミを毎年小冊子に作成


下手な設備投資なら寝ていた方がまし。

設備投資や機械購入が少なければ、

農業経費のランニングコストが比例して少なくなる。

規模が小さければ小さいほど農業が癒しになる。

無理して稼ぐ必要も迫られない。

盗難の心配も少ない。

農業を止める(リタイアする)決断が自由に決めれる。

何も持たないことはそれだけ自由度も大きい。 


2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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