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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

農業は6次産業化でなく4次産業化がベスト

 

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伐採後の細枝は放牧場の中で焼いている。その場合、ヤギがいると都合が悪いので、ヤギを外に連れ出してから焼く。

今朝はあまり霜が強くなかったので9時半頃には外に出すことができた。


ワンパックの時にはあまり感じたことはなかったのに、直売所に出荷するようになってからつくづく「秋冬作では稼げない」と痛感させられた。

秋冬作は現在、ダイコンとキクイモしか出せれていない。

そして今後の秋冬作をシミュレーションしてみても、1月、2月に出荷できそうなのはダイコン、キクイモに加えてニンジン、サトイモの4種類だけである。

12月末まではレタスとシュンギクが出荷できても、年明け以降は寒さで傷みやすくなリ、出荷しづらい。

他の秋冬作は不得意が多く、直売所には出せない。


また、根菜類は「洗う」必要があるので、出荷にやたらと時間がかかってしまう。

春夏作では洗う必要のある野菜はなく、収穫や袋詰めのスピードも早い。

ワンパック宅配では秋冬作でも洗うことはほとんどない。根菜類を洗うと日持ちが劣るから。


つまるところ、春夏作で売上を伸ばすしかない。春夏作は去年の経験から、エンサイ、ツルムラサキ、青シソ、スイートバジル、ピーマン、オクラの6種類を主体にする。


直売所に出すようになってから、自分はワンパック向きだとつくづく思い知らされた。直売所は百円前後の単価をつけることが多いので、50袋出してそれが全部売れたとしても、100円×50袋=5000円。販売手数料として15%引かれるので、差引4250円。ワンパックは通常、中身2400円+送料800円=3200円ほどで年間を通して一定にしているので、ワンパックを2個送れば、直売所で50袋売るより収入がよい。
 

農業者によって向き不向きがあるかもしれないが、ワンパックより直売所の方が出荷のハードルは高い。理由は、
(1)直売所の場合はどうしても洗う必要がある。
(2)他人の野菜と外観や単価を比較される。
(3)ワンパックなら新聞紙でよいが直売所は袋詰めが必要。

ワンパック(業務用と個人用)が減っていた時に、直売所出荷を紹介してもらったので、主体を直売所出荷に移したが、1年余り経過して、利益率はワンパックの方がかなりいいと思う。しかし年齢的にワンパックの営業(業務用は電話営業、個人用は営業方法がないので口コミ頼りだった)はもうできない。

直売所に出すようになって改めて、ワンパックの大きなメリットに気づいた。

直売所出荷に依存せず、直接の販路を持つことは、ちょっとした営業努力(電話営業等)で可能なので、まだ40代ならぜひともトライする価値がある。

6次産業化など「まやかし」であり、農業は4次産業化(自分で作って自分で売る)が最もいい方法と思う。



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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