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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

駿河療養所  二宮美穂さん



診察うくる吾子の傍に吾が立ちて罪人の如医師の語を待つ




夫の日記にA子と書きゐし女がわれ離り病めばいま妻となる




うすくなりし眉毛に引けと妹が今日はまゆずみ置きて帰りぬ




夫と子らを送り出したる朝の部屋にシャツのボタンを一つ拾ひぬ




別るるを泣かじと堪ふる吾子の手のこまかく震へ顔をそむけぬ




微熱する真昼の夢に見し夫の手はたくましく肌につたはる




息絶ゆる瞬間にいて我を呼びし「母よ何を言わんとしたの」




亡き母の老眼鏡を用いるにさながらにして合うがさびしき




わがために離婚となりし妹が吾娘を引取り世話してくれぬ




病む我を残して帰国せぬと言う吾子と争う夫を哀れむ




北鮮とはいかなる国ぞ命とも思う吾子らを連れゆくと言う



二宮美穂さんの略歴
『陸の中の島』(1956年)『苔龍胆』(昭和31年)『苔龍胆』第四集(昭和40年)


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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