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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

にほんの里 100選

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 近所の人が声かけしてくれたので、昼から稲ワラをもらいに行った。稲ワラは「草押さえ」や「ウリ科野菜の敷き藁」などに使えて、何かと重宝する。
 稲ワラも、籾殻も、コゴメも、稲作農家がいてくれるから頂くことができる。
 特に「コゴメ」は5軒の稲作農家からもらった。こんなに頂くとニワトリを飼う励みになる。
   
 


にほんの里 100選 
 
 今日の朝日新聞に「にほんの里 100選マップ」が出ていた。
岡山県から選ばれたのは阿波(津山市)と、真鍋島(笠岡市)で、我が家からはどちらも遠い。
 
 「にほんの里100選」に選ばれているのは県境の村が比較的多い。鳥取県で選ばれている「西谷新田」は、岡山の「阿波」と距離にして10キロも離れていないように見える。

 ちょっと感激したのは、和歌山県で「口色川」が選ばれていたこと。リンクさせてもらっている「ふるさと色川」がその集落です。もし、那智勝浦の滝と温泉に行かれることがありましたら、ぜひ、そこから40分の「ふるさと色川」まで足を延ばしてみてください。勝浦の駅からバスが出ているはずです。宿泊施設も「ふるさと色川」のホームページに出ています。

 なお、100選の口色川の説明には、「険しい山腹の孤立集落」という表題で「町の中心から車で40分。山懐に約60世帯130人が暮らす。3分の1は町外からの新規定住者。お茶の産地でカモシカも生息する」と書いてあった。
 色川集落を初めて訪問してから、もうじき5年が来る。色川訪問記も書いています。

 ボクは「棚田100選」から、岡山県の棚田めぐりをする気になった。そのうちの3箇所が久米南町周辺にまとまってあり、農家民宿に泊まって棚田めぐりをするのを楽しみにしている。
 「にほんの里100選」も観光客をかなり呼べるだろう。



団塊世代のUターン意識

 
 1月5日の山陽新聞に、岡山県出身の「団塊世代のUターン希望が低下」というアンケート結果が出ていた。それによると、定年を機にしたい、いずれしたい、迷っているを加えても27%にとどまり、前回(3年前)の40%から大きく減少した。逆に、考えていないは前回の55%から69%に増えた。
 
 Uターンに必要な条件は、前回は36%と最も多かった「就職先の確保」が29%に減少。代わって「病院、福祉施設、交通の便などの生活環境」が18%から37%に上昇してトップとなった。

 定年後の過ごし方は、「引き続き働きたい」37%、「悠々自適に過ごしたい」30%、「ボランティアや地域活動をしたい」22%の順で、前回と同じ傾向。

 このアンケートでちょっと意外に思ったことは、7割ほどの人がUターンを考えていないという事実。
 「ふるさと」、「郷愁」、「田舎」、「育った場所」という感情より、「定年後も働きたい」、「現在の居場所での友人や仲間とのつながりの方が大切」、「都会はなんといっても便利」、「出身地の貧乏たらしい生活はこりごり」等、人によって「ふるさと」の感覚は違うのかも知れないと思った。
 
 ボクは、学校にも、企業組織にも、自分の居場所を作れなかったので、故郷は自分の居場所を保持できる唯一の場所になっている。地域活動をしているわけでもなく、地域に親しい人もいないが、誰に遠慮することもなく自分の存在を誇示できる場所である。
 故郷は好きな場所でも嫌いな場所でもない、そんな感情を超越した「エルサレム」のような場所。

 
水田政策 抜本的見直し

 石破農林水産相はコメの生産調整(減反)について、「タブーを設けず、あらゆる角度から議論する」と語り、廃止も選択肢に含め検討することを表明した。
 
 減反は米価維持のため1970年代初頭から始まった。農家の意欲をそぎ、後継者難の要因の一つと指摘されてきた。WTOの交渉で日本はコメの関税を最低でも2割強下げることを求められており、その場合、減反では米価の維持の効果は期待できない。「世界の流れは農家への所得補償」(石破農水相)と見られている。ただ、所得補償の財源確保という難題がある。(朝日新聞1月6日)

 減反政策でも、奨励金とか、減反の確認作業とか、おびただしい経費がかかってきたと思う。なぜあの当時、減反政策導入ではなく「飼料米への移行推進と、食用米との差額を補償」という政策ができなかったのだろうか。
 
 当時すでに家畜の飼料はどんどん輸入されていたわけだから、「飼料の自給」という観点を持つべきだった。しかし、輸入飼料の方が圧倒的に安かったために、そういう施策は取られなかった。今頃になって「補助金」を出して奨励するなら、なぜその当時からしてこなかったのかと言いたい。
 
 大規模農家の場合は最初から、餌は購入、肥料も購入という考えであるが、有機農家の場合は、できるだけ自給餌で賄える頭数(羽数)を飼い、肥料が自給できる範囲内で作付面積を決めるという考え方である。つまり循環の思想である。
 
 農業の未来永劫を考えた場合、有機農家の方が正しい。しかし、ビジネスの観点からは、高騰するまでは大規模農家のやり方の方がはるかに経済的だった。だから、高騰したから差額を補償するなど「あまりに過保護」過ぎる。それは農業形態の選択の誤りと考えられる。



シカによる農作物被害
 

 2007年度のシカによる農作物被害面積は3万5000ヘクタール、被害金額は46億8000万円(農水省調べ)。被害金額はイノシシに及ばないが、被害面積ではイノシシの2.5倍だ。
 シカはイノシシやサルと異なり、主な生息場所である森林にも大きな被害をもたらしている。(農業新聞1月6日)

 山村へ移住する時は、害獣の被害状況をよく確認することが大切である。20年ほど前と違って現在は、害獣を防ぐことに多くの労力を取られる。時間とカネ(電気柵等)が必要な「無報酬の労働」であるが、田舎へ移住するには、どうしてもこのハードルを越える必要がある。害獣防御が「苦手」と思える人は、山村への移住は難しい。


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 麦がシカかイノシシに食われている。どちらの仕業かわからないが、かなりやられている。

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(今日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・チクワ、アゲ、豚肉
焼き豚、ホウレンソウのおひたし
 
 

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コメント

新しいブログのアドレス

こんにちは。
いつも拝見してます。興味深く稀有な情報ありがとうございます。
さて、以前の記事通り、暦年ごとにブログを新たにされましたが、「2008」のページに「2009」の情報(アドレス)が無く、「あめんぼ通信」は終わったんじゃないかと思ってしまいました。
私は、FC2の検索で見つけることができましたが、できれば、2008の最後の記事に2009のアドレスを紹介していただければ、これまでの閲覧者もすんなり2009に移行できると思います。

  • 2009/01/07(水) 11:24:28 |
  • URL |
  • P輔 #SFo5/nok
  • [編集]

いなか暮らしの先輩としての情報ありがとうございます。私は定年退職後、40年ぶりにUターンです。東京から岡山県北・新見に帰って、まだ三か月です。今は飽きずに様々なことに首を突っ込んでいます。経済的不安感はありますが。

  • 2009/01/11(日) 18:52:56 |
  • URL |
  • 元ベース弾き #m531EHa2
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在67才、農業歴31年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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