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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

30年間にわたる2兆5千億~3兆7千億の農水予算

 
 
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出荷に行った帰りにコンビニでコピーをして、農業資材店で買い物をし、その後スーパーで買い物をして、少し腹ごしらえをして田んぼに出たら、すでに4時をまわっている。

大急ぎでヤギを外に出し、ニワトリにコゴメと米ヌカと購入飼料を与え、家から持ってきた台所の生ごみを所定の場所に捨て、明日の出荷のキクイモを掘り、すぐに選別して、はねたキクイモは鳥小屋に持ち込む。その後ヤギを放牧場に戻し、電柵のゲートを閉め、家の簡易水道でキクイモを洗っている時はすでに薄暗かった。 
 
大急ぎでダイコンの皮を向いて適当に切り、シイタケも適当に切り、キクイモはそのまま、タマネギは適当にスライスし、肉団子少々を入れ、醤油、砂糖、酒、みりん、ダシを適当に入れて煮物を作った。煮え始めた頃、家人が帰宅してサバを焼き、キャベツとソーセージを炒めると、晩御飯のできあがり。自分が作った煮物は明日昼のおかず。


ニワトリもヤギも、冬だからといって、特別に保温はしていない。夏と冬の温度差を家畜はどうやって工夫しているのだろうか。聞けるものなら聞いてみたい。ただヤギは夏毛から冬毛に変わっている。ミツバチも、巣門を狭くするくらいで、他には何もしない。どんな工夫をして越冬するのだろうか。

日本ミツバチを飼育する人が増えているのはインターネットのおかげと思う。インターネットで巣箱の作り方や飼い方のマニュアル化が進み、誰でも比較的簡単に手を出せるようになった。ただ、里山が崩壊する時、日本ミツバチも同様のコースをたどるだろう。


ニワトリもヤギもミツバチも「売上」には貢献していない。それなら「売上」の足を引っ張るマイナス要素かというと、一概にそうとも言えない。


農業の後継者がいない。それは我が家に限ったことではなく、集落の大半の家がそうである。だから、草ぼうぼうの荒れ地になるのは遅かれ早かれどこの家も同じである。どこもそうなら誰にも迷惑はかからない。
 
自分一代限りの農業を展開している。しかし振り返ってみれば、普通にサラリーマンが続けれていたら、父の死と自分の定年までに20年ほどの農業空白期間ができていたはずである。つまり「偶然」が農業の継続につながっただけ。


農業は本来「自給の産業」であり、それを「換金の産業」と捉えるからおかしくなる。もう一度「自給の産業」に戻す必要があると思う。それにはベーシックインカム(現役世代の年金)が必要と思うが、それは絶対に無理だという固定観念が先行している。税制を変えるだけで可能という試算があるのに。


農林水産関係予算のピークは1982年の3兆7010億円であり、直近の最高は2000年の3兆4279億円であり、今年は2兆4517億円だった。30年間にわたって2兆5千億円~3兆7千億円の農水予算が組まれているのに、農業の凋落ぶりはどこに原因があったのか。効果のないところに湯水のごとく費用が投じられている。そして今後も投じられようとしている。
 
2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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