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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

20年後・・・ 他人事

もう30年以上、マツタケなど口にしていない。 

当地にマツタケが生えない理由は、
(1)マツタケが生えるには、アカマツがなければならないが、松枯れ病が発生した。
(2)下草刈りと落ち葉かきをしなくなったので、マツタケの生える環境が整わなくなった。
(3)開発でマツタケ山が少なくなった。  
 


クマはイノシシと違って、人間に対して攻撃的なようだ。クマがイノシシのように増え続けたら、昼間でも里山に入るのは危険である。

クマに電柵は効くのだろうか。

イノシシ、シカ、サル、そのうえクマまで出没したら、もう山村には住めない。農業をしようにも、作った作物は野菜であれ、稲であれ、果樹であれ、片っぱしから食われてしまうだろう。

どこかの市長が言っていたが、もしオオカミが人間を襲わないのなら、北米のオオカミを導入するしか手のうちようがなくなるのではなかろうか。まんざら無謀でもない。外来種のアライグマやヌートリアはたった30~40年ほどの間に爆発的に増え、農作物に甚大な被害をもたらしている。

アライグマは北米原産。70年代にテレビアニメの主人公になり、人気が出てペットとして輸入された。それが逃げたり、捨てられたりして野生化した。

毛皮用に輸入された南米原産のヌートリアは、近畿や中国地方を中心に分布を広げている。

その他、トマトなどの受粉に用いられるセイヨウオオマルハナバチは、温室から逃げ出して在来種の巣を乗っ取るなどの問題が生じている。
(以上、朝日新聞10月22日)
 
当地ではヌートリアの被害に困っている農家が多い。



パプリカ栽培大型ハウス


株式会社「ベジ・ドリーム栗原」が宮城県栗原市にパプリカ栽培の大型施設を造り、10月から本格的な出荷を始めた。

土地を含めた施設の総事業費は約23億円。うち11億円ほどは「強い農業づくり交付金」など国の補助金で賄った。

常勤の社員は5人で、従業員はパートなど40数人。収穫を待つ赤や黄色のパプリカを見ると、まるで工場のようだ。
(農業新聞10月24日)

農業補助金はこういう方向に使われていくのだろう。

4.2ヘクタールの大型鉄骨ハウスで週年栽培を行うようだが、これで社員はたったの5人。「雇用創出」には程遠い。「まるで工場」ではなく「言うまでもなく工場」である。

いずれ野菜は工場で作らないと、害獣の出没で露地では作れなくなると思う。



日本ミツバチと西洋ミツバチ

ミツバチと言えば西洋ミツバチのこと。西洋ミツバチは巣箱の移動ができるので、果樹園等で受粉作業に用いられるし、とれる蜜量も日本ミツバチの5倍以上。ミツバチの大量死問題は西洋ミツバチの話。西洋ミツバチと日本ミツバチでは、大規模農業と小さな家庭菜園ほどの開きがある。

森林のミツバチである日本ミツバチが近未来に最も憂慮すべき事態は、「クマの増加」と「ナラ枯れ」の2点。これが生じれば壊滅に向かうかも知れない。当地の雑木林の多くは「ナラ」に属する。
 
「ナラ」とはブナ科コナラ属の木のうち、落葉性の広葉樹の総称で、種類は、ミズナラ、コナラ、カシワ、ナラガシワ、クヌギ、ウバメガシがある。 

ナラ枯れが始まれば「農薬の空散」があるかもしれない。空散が始まったらナラ枯れの前に日本ミツバチは減ってしまうだろう。
 

クマは蜂蜜が大好物である

クマがイノシシと同様の増え方をするなら、10~20年後には、県北から南下してくる。発生現場と直線で30キロほどしか離れていない。


ナラ枯れはマツ枯れより被害はもっと甚大になる。それは木の量がマツよりナラの方が圧倒的に多いから。

近未来の現実を想像すると、「ベーシックインカムで里山へ」という流れは、クマによって阻止されるかも知れない。

20年後・・・   他人事


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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