あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

菊池恵楓園  内海俊夫さん(9)



病む眼に耐え文芸雑誌を作りたる島田尺草よ印刷所が崩れている




思ひがけず道より近く歌碑建ちて畑野さん語るごとく歌読む




若く病む吾に苦しみてみまかりし父をし思ふ秋立ちにけり




二千数百癒ゆることなくみまかりぬ残るも老いつつ盆の夜踊る




汗の出の少く病む身につらき夏やうやく過ぎて萩咲きいでぬ





ゆるやかに蛇行する夜の紀の川の木橋を渡り妹の家に来りぬ




疎まれし吾を受入れる家ありて三日二夜を過ぐし帰りぬ




ある時は義足叩きてもの言ひし伊藤保より十一年長く生きぬ




固定して曲る指二本庇ひつつ使ふ鍬先浅く土おこす




悼む山口秀男君

ベッドの上に語りし夜が最後にて今日は一箸のみ骨となりぬ




小さき小さき壺に収まりて樫茂る丘のなだりを帰りゆくなり




万年筆使へずなりてワープロを独学に習ひ早や秋過ぎぬ



内海俊夫さんの略歴
大正14年香川県生まれ。昭和18年菊池恵楓園入園。「檜の影」「アララギ」「リゲル」所属。昭和32年から「檜の影」の編集。『陸の中の島』(1956年)『海雪』(昭和35年)『三つの門』(昭和45年)『檜影集』(昭和51年)『いいぎりの原』(昭和53年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)『椿咲く庭に』(1988年)




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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