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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

失楽園→鈍感力→孤舟

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この柿の木、3年連続で実が成らない。梅雨時分には鈴なりなのに、害虫にやられて大半が落下してしまう。

無農薬ではできなくなった。農薬を散布するにも木が背高すぎる。仮に農薬散布が効いて実が成っても、カラスと競争になり、口に入ることが少なくなった。少し熟れた状態から食べ始めても、11月半ば頃までに、ある日突然、残り全部を食べられてしまう。

今は毎日、イチジクが2~3個、口に入るが、これも1日遅れるとカラスに食べられるので、完熟でなく半熟くらいで口に入れている。
 


最近、とにかく働きすぎだと思う。サラリーマン並みとまでいかなくても、せめて週1日くらいは「農休日」を設けないと、次なる展開は開けない。

古今東西を見渡してみても、「有閑な時間」に大きな発見や新しいビジネスへの転身がひらめいている。

目先の利益を追い求めざるをえない現実の中で、如何に「有閑な時間」をあみだすかが今の課題でる。



「失楽園」や「鈍感力」で有名な、作家の渡辺純一さんの新作「弧舟」の紹介が昨日の朝日新聞に載っていた。
 『会社中心に暮らした結果、定年退職後の居場所はどこにもなく、妻にはばい菌のように扱われる。今の退職者たちが直面しているのは独居房に押し込められているかのような“過酷な暇”です。あり余る時間に押しつぶされるように孤立を深めていく。そんな退職した団塊の世代が抱える孤独を描いた』
 
都会の空間なら、そういう状況に追い込まれるだろうなあと思った。田舎なら「家庭菜園でもしようか」という気になり、健康にもいいし、カネをあまり使わない遊びにもなる。

都会なら一歩外に出るとカネがいるし、群衆の中の孤独を感じるだろう。

田舎なら自然の中で、木々や小鳥や虫の存在が孤独を癒してくれる。

一線を退いたら、できれば田舎へ帰って自然の中で暮らした方がよい。人の中では孤独を感じても自然の中では孤独を感じないし、散歩をしてもドライブをしても、四季折々の変化を楽しませてくれる。

都会には四季がない、土もない、空もなく、昆虫もいない無機質な空間である。そんなところに長くいれば興味も関心も持てなくなる。それでも定年までは「会社組織」という居場所があるし、多少のことは若さでカバーできる。

定年になったら、都会では必然的に孤独が生じるように思う。田舎でも高齢になって運転ができなくなったら買い物にも行けないという現実が押し寄せてくる。だから、
60才~80才くらいまで・・・田舎がよい。
80才以後・・・都会もしくは地方都市でないと生活ができなくなる場合もある。


都会と田舎を行ったり来たりできるなら「お互いのいいとこ取り」ができるが、日本の現状は密集と過疎の両極端である。過疎問題を解決できるのは、現役世代に対するベーシックインカム(年金)しか方法はないと思う。田舎には若い人の働ける場所はほとんどないのだから。


興味や関心は土との接点に多く生じるものであり、土(自然)から離されすぎると興味や関心を見つけることが難しくなる。それでもまだ団塊の世代の人は頭の中に自然や大地をイメージできるが、都会育ちの50才以下の人は自然をイメージすらできないのではなかろうか。 


土から離されすぎると、人間の魂は居場所を失って浮遊する。歴史的に見ても異常な時代である。



乳搾りが目的ならザーネン種がいいし、ペットが目的なら芝ヤギの方がかわいい。うちのヤギはどっちつかずで中途半端。

種付けしても、乳はあまり出ないだろうと何人かに言われた。母ヤギは明らかにザーネン種だったが、父ヤギが芝ヤギ系統だったのだろう。そして、父ヤギの方の特性をより多く受け継いでいるようだ。

それでもオス(銀ちゃん)、メス(ラムちゃん)ともに、まことに「初心者向き」のヤギだった。体躯が大きくもなく、小さくもなく、もってこいの大きさだった。「最終的なサイズ」は特に注意すべき選択肢の一つである。 

2030年 農業の旅→
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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