まだこれから定植しなければならない作物がいっぱい残っている。半農半Xを理想にしているのに、これではあべこべである。
しかし、同業者と比べるとかなり少ない。
農業は作りすぎると損をするし、売ろうとすると損をする。「がんばらない農業」をしないと、心にも身体にもよくない。
蚕がまだ孵化しない。今日で15日が過ぎたから、もう孵化しないかもしれない。温度が低くなっているからだろうか。初めてなので理由がわからない。
孵化しなくても、このまま箱に置いて、来春の5月上旬まで待ちたい。ただ、卵で越冬がありえるだろうか。どんな昆虫でも「サナギ(繭)」で越冬するのでは?
ミツバチを見に上がったら、下りる時に、ドングリの木を切ってヤギのエサに持って下りる。
(1)ミツバチのために木を切って少し見晴らしをよくする。
(2)切ったナラの木はヤギの飼料にする。
(3)見晴らしをよくすれば、害獣の緩衝地帯にもなる。
(4)ナラの木のうち「クヌギ」はシイタケの原木になる。
(5)他の雑木はUさんが薪割りして、薪ストーブに利用される。
(6)その他の細い木は野焼きにして、肥料に使う。
これだけ利用範囲があれば、里山の手入れをする気にもなれる。
補助金漬け農業
2010年度、農林水産予算、あなたにぴったりの補助金は?
米戸別所得補償モデル事業(3371億円)
水田利活用自給力向上事業(2167億円)
農作業事故防止活動確立事業(1000万円)
農畜産業機械等リース支援事業(27億円)
農の雇用事業(21億円)
鳥獣被害防止総合対策交付金(23億円)
中山間地域等直接支払い制度(265億円)
未来を切り拓く6次産業創出総合対策(131億円)
有機農業推進事業(16億円)
果樹経営支援対策事業(63億円)
生産環境総合対策事業(10億円)
耕畜連携粗飼料増産対策事業(16億円)
国産チーズ供給拡大・高付加価値化対策事業(29億円)
養豚緊急支援対策(35億円)
規模の大小や場所、作物の種類や農業形態で支援農家を選別したり、補助金がどこにどう流れたのか一般の人の目に触れることもなく、公開されていないからチェックすることもできない。いったい誰のための毎年2.5~3兆円の農業予算だろうか。
すでに30年以上にわたってこれほどの金額が「垂れ流し」されているのに、農山村は逼塞するばかり。費用対効果など検証もされていない。