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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

他人ごと

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9月22日の夕暮れに仕掛け、今朝、液を入れ替えるために持って下りた。今日は27日だから、正味4日間で62匹も仕留めた。すぐ捨てるのは惜しいので数えてみた。1日平均で15匹!



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ペットボトルのトラップのすごい威力だった。設置した場所によるのかもしれないが、16ミリ四角の穴を3つ開けたものより、25ミリ×30ミリの穴を2つ開けた方がかなり多く捕れた。今回も同様に、
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・大さじ5杯ほど
酒・・・・・・・・・・・・・・・・・50cc
米酢・・・・・・・・・・・・・・・50cc
グレープジュース・・・180ccほど
水・・・・・・・・・・・・・・・ 180ccほど
イチジクのかけら・・・・少々

水で薄めたのは量を増やすため。酒と米酢が少ないので、頻繁に液を入れ替えても値段は安い。

春先のスズメバチの女王蜂を捕まえることが大事なので、ペットボトルのトラップは冬場を除き、3月中旬~11月中旬の8ヶ月間は必須と思う。

今日は久しぶりに3箱とも、ミツバチが出入りしていた。これだけ仕留めたら、すでにスズメバチ本部へ危険地帯である旨の通達が送られているだろう。 



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蚕のオスが1匹、動かなくなっているが、残りの6匹はまだ生きている。その命も、次の新しい命が生まれる頃にはついえてしまう。蚕の一生は、たった50日ほどである。

蚕は全くもって「おじゃまむし」ではない。老齢化したニワトリのように「全量淘汰」して絞める、もしくは廃棄処分(無料で引き取ってもらう)のために、業者へ持参する必要もない。

蚕は短期間のうちに4つのステージが楽しめる。「蚕の期間」、「繭作りの期間」、「繭から脱皮(羽化)する期間」、「交尾して産卵する期間」。

蚕は癒しの昆虫だと思う。一家に一本「桑の木」運動・・・。

繭から糸も取れるが、そんな悠長な時間はない。しばらくは、繭の抜け殻を集めるつもり。 
 


他人ごと

イノシシなど、全く「他人ごと」だった。

まさか、当地に来ることはないだろうと思っていた。

かなり迫ってきているという情報を耳にしても、直線で1キロほど北に国道2号線があるから大丈夫と高をくくっていた。

すぐ近くの集落まで来ても、ここは大丈夫と考えた。

20年前に就農した時には、イノシシが出るなど想像もしなかったのに、4年前の8月末、とうとう出現した。近所の家庭菜園のサツマイモは何軒も壊滅的な被害だったが、すぐに電柵を購入したので、何とか被害は免れた。

それから3年間は、サツマイモ畑に電柵をすれば、イノシシの被害は他にはなかった。

それが去年の10月7日の台風の夜、数枚の畑が掘り返されて、秋冬作が壊滅的な被害を受けた。11月24日に、畑全体を電柵で囲んだ。

こうなって初めて、イノシシが夜ごと出没する地域で農業をしている人の苦労が身にしみてわかった。

最近、近県では熊の目撃情報が相次いでいる。そして「ナラ枯れ」の情報が新聞にしばしば載るようになった。

これを、イノシシの時のように「他人ごと」ですませておいていいのだろうか。

ヤギは蜂蜜を食べない。だから類縁の「シカ」もミツバチの巣箱は狙わないだろう。

イノシシの被害も今のところないが、竹藪の端に設置しているので、来年4月のタケノコシーズンには心配である。

熊は蜂蜜が大好物であり、もし万が一、熊が当地に押し寄せてきたら、ミツバチはもう飼えない。これは時間の問題か、もしくは「他人ごと」ですませていいのだろうか。

「ナラ枯れ」も「他人ごと」ですませておいていいのだろうか。切実に身近な問題になるまでは。

実際、「ナラ枯れ」は手も足も出ない。この農閑期にチェーンソーで切れるナラ(クヌギ)は倒してシイタケの原木にするが、太すぎて切るのは危険なクヌギの方がすでに多い。

当地の里山の7~8割を占めるナラ(多種類あり、ドングリも含む)が枯れることは、当地の雑木林が消滅すること。松枯れした松とは、雑木林に占める比重が全然違う。こうなるともう森にミツバチは住めなくなる。住むための木の祠(ほこら)が消滅してしまうだろうから。

「熊」も「ナラ枯れ」も他人ごと・・・いや、イノシシのようなスピードで追い込まれるなら、15年後。



2030年 農業の旅→ranking




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コメント

獣害

熊や鹿は聞かないけど、イノシシは私の地域にも迫って来ているようです。こればかりは個人個人に出来ることは限られてますよね。ちょうど今年の猛暑みたいに、個人では防げない。どうしてこうなっているのか、原因は色々考えられます。私は、猟の楽しみのために放っている可能性も考えます。ちょうど、ルアーの楽しみのために、外来の魚が方々の池沼に放されたように。
究極の防衛は、食量の対象にすることでしょうかねー。そうすれば自給率の向上にもなる。

  • 2010/09/27(月) 21:41:58 |
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  • 野良通信 #-
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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