あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  松岡あきらさん(4)




紙に書く反省風にとばされる




本名が小さいへその中に住む




古写真褪せても過去を温く抱き




好き嫌い分け合い食堂皆家族




率直でない義肢に靴下変えてやり




靴下の穴から義肢の油汗




ふるさとの道をカルテがとおせんぼ




片減りの靴に私の性を見る




老いの日々はずまぬまりを持たされる




終着の駅か窓辺に青い月




本名の顔して名札五十年




上州の風が故郷を吹きちぎる




闘病記濃淡のあるペンの色




枯れてなおすすきがゆれる里心




松岡あきらさんの略歴
栗生楽泉園。明治36年1月岐阜県生れ。大正11年20歳の時ハンセン病と診断され両親と離別。草津町湯の沢部落で点灸を試みるが効なく、昭和10年5月栗生楽泉園入園。右眼は失明、左眼は極度の弱視、両手は下垂、手指は欠損あるいは屈折、両脚切断と著しい身体障害を負いながらも頭脳明晰、趣味も多彩で将棋三段囲碁初段の腕前。「高原川柳会」への参加は昭和45年と遅かったが、渡邊蓮夫に師事し「高原川柳会随一の名作家」と言われるまでに大成。作句を始めて15年、『偏平足の唄』(平成元年)出版。昭和63年師走、『終着の駅か窓辺に青い月』の境地で85年の生涯を終えた。短歌が『山霧』(昭和41年)、合同句集に『ふるさとを捨てて』(昭和47年)『高原』(昭和57年)


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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