あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  山本良吉さん(3)



病室で見る夜の夢昼の夢




盲人の闇を半日包む闇







全盲を目覚めの刹那意識する




失明の瞼に妻の顔おぼろ




舌読はヘレンケラーも知らざりし




いつ死ぬかその日を知らぬのが救い




一生の悔いを背負って登る坂



臨終前夜の作
痛いなあここと命がある証拠




人間を十七文字で追い廻し



絶句
切り花にしても王者の菊の香よ




山本良吉さんの略歴
栗生楽泉園 大正6年徳島県生まれ。昭和5年徳高入学。同7年発病し3年で中退。昭和11年長島愛生園に収容され約3年療養生活を送る。昭和16年栗生楽泉園に母とともに独立家屋を建設して入園。同年、和田智恵と結婚。18年母死亡。29年に眼を侵され再度手術をするが効なし。長いハンセン病の経過中に上下肢に高度の麻痺、全身に及ぶ知覚麻痺。難聴も。34年日蓮正宗に入信。松丘保養園友人の紹介で「川柳北柳吟社」へ投句し川柳を始める。昭和39年全盲となるが、作句への意欲は失せることなく川柳研究「吟詠ふあうす」と、「川柳ますかっと」へ投句。昭和40年「高原川柳会」の発足時に入会し伊藤柳涯子に師事。ハンセン病に対する偏見と差別の重圧が激しかった時代を耐え生き抜いた山本の境涯は、合同句集『ふるさとを捨てて』(昭和47年)、個人川柳句集『熟さない木の実』(昭和50年)、川柳遺句集『夜の夢昼の夢』(昭和55年)の一句一句に刻印されている。


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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