あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  前川良輔さん




雨漏りの屋根へ見えない目をむける




弱視には気ままな靴の右ひだり




一つだけ病まない妻の目がたのみ




十代と愛称故郷へおいたきり




髪洗う妻の無きずの手がうれし




語り合うだけの故郷を持つ二人




うつしても見えぬかがみを拭いてやり




癒える日をひとり信じてくれた母




安らぎを君におぼえるのは罪か




病める目に鉄砲ゆりの向きがあり




野仏の目に触れ顔に触れて足る




針の先ほどの視野から朝が来る





病友ともの臨終近しと言へば妻とわれ寝台の上に坐り直しぬ




半月に一度は妻に刈りとらす健やかにのびるわが植毛の眉




健やかに育つ幼き子供らを未感染児童と名づけしは誰




胃の病癒えてもどらむ妻のため餅を冬日にさらし上げたり




前川良輔さんの略歴
栗生楽泉園 大正15年1月生れ。昭和19年4月栗生楽泉園入園。『陸の中の島』(昭和31年)『盲導鈴』(昭和32年)に短歌、『ふるさとを捨てて』(昭和47年)に川柳採録。



2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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