春はまだまだ先だが、タンポポが咲いていた。
(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・シイタケ、アゲ
ホウレンソウのおひたし
牡蠣フライ・・・市販の惣菜
農林関係予算について
2009年度農林関係予算は12月22日、2兆5605億円で決着した。
毎年これぐらいの予算が計上されてきたにもかかわらず、何故、日本の農業は風前のともし火なのだろう。
予算の配分がおかしいのではなかろうか。
農業振興の効果が果たして出ているだろうか。
ビジョンのある投資になっているか。
農林関係の予算を見ても、内容がよく理解できない。
以下のように箇条書きにされているが、数値がピンとこない。
水田等有効活用促進交付金等・・・・・・・・423億円
水田・畑作経営所得安定対策のうち、
生産条件不利補正対策・・・・・・・・・・・・・1549億円
収入減少影響緩和対策・・・・・・・・・・・・・・757億円
産地確立交付金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1466億円
地域担い手経営基盤強化総合対策事業・・81億円
農地確保・利用支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・70億円
農地確保・利用推進対策支援事業・・・・・・・・・4億円
耕作放棄地等再生利用緊急対策・・・・・・・230億円
国産原材料供給力強化対策・・・・・・・・・・・・・・55億円
食農連携促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8億円
食品小売機能高度化促進事業・・・・・・・・・・・・・・3億円
地産池消モデルタウン事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・4億円
中山間地地域等直接支払い・・・・・・・・・・・・・・・234億円
農地・水・環境保全向上対策・・・・・・・・・・・・・・277億円
子供農山漁村交流プロジェクト対策事業・・・・・・・・6億円
条件不利地域における未整備森林の早期解消・・85億円
木材産業原料転換等構造改革緊急対策事業・・・・・5億円
農林関係予算の非公共事業は前年度比2.3%増の1兆5653億円になり、2004年以来5年ぶりに増加した。
大幅に削減した農林公共事業は前年度比10.1%減の9952億円と、1977年以来となる1兆円を割り込んだ。
1兆円を割り込んだといっても、まだ1兆円近くある。
農林公共事業とは、集落排水事業(下水事業)等をいうのだろうか。農林公共事業は、ほとんど農業振興に貢献していないのではなかろうか。
田舎の広域農道は、農林公共事業なのか、それとも国土交通省の道路事業なのだろうか。
広域農道と集落排水事業(下水)に莫大な金額をつぎ込んでいるから、今、国も地方も借金まみれ。
上記の箇条書きの数値を全部合計しても5257億円にしかならない。
残りの1兆円ほどの金額の説明がない。
予算は全部使いきっているのだろうか。使いきれなかったものはどうなっているのだろうか。
だいたい、農林関係予算をハコモノの農林公共事業と、非公共事業と合体した数値で表すこともおかしい。ハコモノ事業は農業振興にほとんど役立っていない。
(1)狭い田んぼをまとめて広くする圃場整備事業・・・並行して減反政策が始まった
(2)干拓事業・・・事業費と農業売上の費用対効果が悪すぎる
(3)広域農道事業・・・通行車両がごく少ない
2兆5605億円(1兆5653億円+9952億円)という数字が、常に頭に浮かんでくるように暗記しておこうと思う。
過去30年間の農林関係予算の金額の推移を知りたいが、ネットで見つからない。
いったい、農業者の何割がこの予算の恩恵を受けているだろうか。
地下水の争奪
地下水は欧州連合(EU)の水使用料の70%を占めるほか、サウジアラビアやチュニジアなどのように、水資源のほぼすべてを地下水に依存する国もあり、世界人口の約4分の1が唯一の飲料水源として頼っている。
複数の国にまたがって存在する地下水をめぐる紛争を未然に防ぎ、その保全と持続的な利用を目指そうと、国連の委員会がまとめた初の「国際地下水条約」の原案が明らかになった。(山陽新聞1月4日)
泳ぐイノシシ、島から島へ
中四国や九州地方で、海を泳ぐイノシシの目撃例が後を絶たない。愛媛県宇和島市の漁師は「この辺りでは常識」と話す。「10年ぐらい前からよく見る。島から島へ渡るという話もある」。
海を渡る理由を「飽和状態になったり、駆除で追われたりして新しいすみかや雌を求めて海に入る」。(山陽新聞1月4日)
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