あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  松崎水星さん(9)



足萎えの身ゆゑベッドに臥りゐてラジオ聞くが吾の仕事ぞ




手術受けし吾を寒夜に寝もやらずみとりし君のことは忘れず




死ぬときもかくやありなむ腰痛み動かれぬベッドに夜更けて思ふ




腹這ひてつめたき廊下を看護婦の控室に来ぬ着替へ頼むべく




みとりくるる人さだまらず部屋あけて病棟に戻るわが身切なし




昼もなほ臥しおる我に起き出て聞けよと如くほととぎす鳴く




癩部落亡びし跡に健やけき人等の家が建ち並びをり




なぐさめむと言ひたることが病むひとをいからしめたり我の不徳ぞ




這ふ如く出でたる庭にかがまりて梅雨の晴れ間の真日を浴びをり





松崎水星さんの略歴
1904年1月27日青森県に生まれる。若い頃は大工をしていたが発病、1941年草津の聖バルナバ医院に入院、四月、同院の閉鎖に伴い栗生楽泉園に移る(記録は1941年4月24日)。秩父明水のすすめにより短歌を始め、「潮汐」「アララギ」に入会。歌集に『樅の木』(1963 高千穂書院)、合同歌集『盲導鈴』(1957 新星書房)、『山霧』(1966 新星書房)など。1970年5月31日死去。




2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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