あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  中島栄一さん(3)



義足繃帯着けねばならず人より先に三十分早く起きねばならず




職患合同演劇会に看護婦は癩者と抱き合う劇を演ず




私服姿の看護婦さんに逢いしとき他人の如き表情を見す




手萎え我口もて釦かけており一つかけては息づきながら




月に一度診察台に義足を脱ぎ丸太のごとき足を突き出す





わが義足八本目をば修理せんこの先何本履くことにならん




ひと日終え重たき義足はずすとき幼児のごとく足振る我は




会いに来し弟をそこまでそこまでと義足を鳴らしつつ二キロ歩めり




中島栄一(中島英一)さんの略歴
1902年1月21日群馬県に生まれる。30代半ばで発病し、1941年9月2日栗生楽泉園に入所。1944年左足切断。「潮汐」会員。1978年12月1日死去。著書に歌集『杖の跡義肢の跡』(1976 短歌新聞社)。


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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