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あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

栗生楽泉園  朴 湘錫さん


古里ってなんだろう


お地蔵さまがいた

峠に君臨する

さくらんぼの老木もいた

草深い山里

険しい峠道

わが古里

見下す村はずれから犬が吠えている

この村に生を受けたこの俺を

あいつらは知らないのだろう


お地蔵さま

あなたは俺を知っているか

思い出してほしい

五十数年も遠いむかし

朝夕

この峠を通っていた村の子供たち

小石のだんごを差し上げ

あなたにたわむれた

なかのひとりを


さくらんぼの老木よ

まさか

お前に忘れたとは言わさんぞ

部厚いお前の背によじのぼり

折角つけた実を

食い荒したわんぱく共の

そのなかのひとりを


お地蔵さま

ふるさとってなんだろう

俺には

ふるさとを語る何もない

というのに

妙に恋しがり

妙に懐しがる

待つ人もないふるさと

お地蔵さま

きっと

私はまたやってくるだろう













三十八度線


江原道の東海岸

名もない筈のこの海辺は

観光の人で

今日もにぎわっている

売り物はなんだろう

入れ替り、立ちかわり

記念のシャッターを切る人たち

俺もカメラを向けた

無限に広がる海原をバックに

巨大な自然石

あー

三十八度線

深く、鋭く

掘り込んだ朱入りの五文字

赤く

血の色に似て

カメラの視界を覆う

観光を楽しむ人たち

紳士がいる

貴婦人がいる

アベックも学生もいた

シャッターを押す

祖国の人々よ

あなたたちの思いはなんだろう

おだやかな顔して

恨みも

悲しみも忘れた顔して

悠々

横たわる日本海の荒波よ

偉大なお前の力で

打ち砕いてくれ

忌わしい

あの怪物を











祈り


振っています

なびいています

民族の祭典

どよめく歓声

ゆらぐ旗々

ユニバーシアードの大会

競う者も

観る者も燃えています

民族の

熱い血をおどらせて

赤い地に星のマーク

そして

白い地に太極拳

見つけましたわが祖国の旗

南の選手が出ました

赤い旗も振られています

北の選手が出ました

太極拳が振られています

惜しみなく

情熱を燃やして


どす黒く

深い溝

埋められています

民族の赤い血で

私も祈ろう

そして私も振ろう

画面にゆらぐ

二本の旗へ



2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在66才、農業歴30年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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