あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

身延深敬園  鈴木靖比古さん(9)



入園後四十五年か元日のいのりの後のいのちふりむく




麻痺多き身も火傷せぬ電気毛布ありがたく夜夜敷きて眠るも




補聴器をはづしてねむる雨の夜無音ならざる無音の中に




手足萎え耳しひたれど見ゆる目がわれに残れり白梅の花




難聴のわれにも聞ゆる電話引きみちのくに病む義姉と通話す




ありなしのいのち静かに癩園に息してをれば桜の花咲く




目覚めては残るいのちの息しつついつまで続くわれかと思ふ




とりとめし命思へばきさらぎの日差あかるく床にさしをり




起き出でて煙草を吸へど癩深み麻痺せる舌に味を覚えず



鈴木靖彦(鈴木靖比古)さんの略歴
大正5年10月5日生まれ。昭和7年3月高等小学校を卒業、4月より県団体事務所勤務。昭和10年4月1日身延深敬園入園。「樹海」「創作」所属。昭和49年樹海社「許山賞」受賞。56年10月26日逝去。享年65。『河鹿集』第二集(昭和28年)『陸の中の島』(1956年)『河鹿集」第三集(昭和33年)『河鹿集』第四集(昭和38年)『寂光』(昭和58年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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