あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  金田靖子さん



臨終の蒲団に春の蝿一つ




墓拝む肩にとまりし喋々かな




俳句帖よごれて愉し春灯




病む母に見せつつ結ひぬ祭髪




病みをれど心は愉しホ句の秋




落蝉の拾えば命のありにけり




病良し食事待たるるとろろ汁




猫の子に障子一マス開けてやる




春愁や友焼く煙濃く太く




霊柩車皆で押して雪の道




北風にまだ温かき骨拾ふ




秋水にうつりし髪をなほしけり




献立に豚汁が出て冬に入る



金田靖子さんの略歴
多摩全生園 大正9年東京都生れ。昭和13年19歳でハンセン病発症。昭和14年多摩全生園に入園。母との約束で靖子の兄妹たちは、母の死後も40年間欠かさず月に一度面会のため来園。肉親の愛に恵まれた。入園後間もなく結婚。昭和20年前夫死去。昭和21年金田敏男(蓬仙)と再婚。32年皆吉爽雨主宰「雪解」に出詠。41年母他界。母の死と夫の介護疲れが重なり43年躁鬱病発症。精神病棟へ入室。昭和55年急逝、享年60。遺句集『冬そうび』(平成5年)。合同句集に『句集芽生』(昭和32年)


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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