あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  渡辺城山さん(2)




療養に古りゆく月日日記買ふ




目に及ぶ病を怖れ梅雨籠り




卯の花を手向けて巨き死を悼む




かなしみの静かに襲ふ火鉢かな




とんぼ釣る此のわらべらに父母遠し




平凡な盲の月日笹子鳴く
(注)笹子とはその年生まれのウグイスの幼鳥




卯の花にけぶれる雨や一杉忌
  一杉は明治27年生まれの俳人。医者でもあり、各地の療養所のハンセン病患者に俳句を指導したことで知られている。ハンセン病は伝染力が弱く、しかも特効薬もある。ところが、患者を伝染病として隔離したらい予防法によって患者は長く差別されてきた。らい予防法は今年やっと廃止された。
 一杉は昭和24年に他界したが、先日、48回忌の集いが大阪であった。私も末席をけがしたが、私以外の参加者は全員が70代以上。半日、句会をし、そして一杉の思い出を語りあった。良い会だった。「炎天を来て大寺に一杉忌」(大橋宵火)。(毎日新聞・新季語拾遺/1996年8月26日)
(坪内稔典)

本田一杉と長島愛生園



軽々と妻に抱かれて布団替う




師を悼む妻の手借りて菊手向く




義眼の目閉づることなし秋の風



2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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