あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  小林熊吉さん(2)




痲痺の手にのせてくれたる鳩の豆撒くより先にこぼれて終ふ




葉のつきし林檎を唇にふれたしと兄の所望に持ちて帰りぬ




色づきし麦の匂ひに包まれてしばし故郷の思ひに浸る




いち早くわれを見つけて妹はここだここだとはや涙声




盲ひわが手をとり兄を頼むよといくばくもなく逝きし妹




手に受けし稲穂おのづとよみがへる五十年前拾ひし落穂




妹より先に逝かぬが口惜しいと言葉少なに兄は呟く




友人の野辺の送りを頼むよと兄に言はれて白杖を取る




故里をともに出て来て五十年この療園に兄も生きたり



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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