あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  白石天羽子さん



故郷のわが南総は春早し友がもたらせしその野辺の花




無雑作に別れて来しがはらからの年ふる毎に恋しくなりぬ




己が命なほあやふしと思ひつつある時君が訃をききにけり






ある時は死ねよと言ひて見たりけり果敢なく生きる己が心に




枕べの含嗽の瓶の水あけて一本挿せり白き草花




すこやけき弟さへもわれ故に童貞守ると云ひにけらずや




傷のために下駄の穿けねば括りつけてびっこひきひき勤めに通ふ




叔父よ叔父よとひた寄る甥をつれなくも病持つわれは近寄らしめず




夕しばし土いぢりせしなごやけさ心かろらに箸とりにけり




生きてだにあらばよき日もまた来むと心欺して眠らむとする




癒ゆるなき病をもてば匹夫われ乱るる心おさへかねつも
(注)匹夫とは身分のいやしい男、また、道理をわきまえない男




人皆の吾をうとみてはをらざりしそぶりに見えて心うれしき



白石天羽子さんの略歴
全生病院。『東雲のまぶた』(昭和5年)『島の角笛』(昭和8年)『曼珠沙華』(昭和9年・故人)



2030年 農業の旅→ranking




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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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