あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

多摩全生園  橋江伴夫さん




夜警当番終りて吾れの帰りゆく朝明けの霧の肌に冷たく




夕つ日は病む目にまぶし彼の畑の青きは何ぞと友にききて見ぬ




吾部屋の窓を閉ざして一日の汗のにほへる病衣を換へぬ




斯くしつつ若き日過ぎむか繃帯の手に取り入るる吾が濯ぎ物




年ながく学びてをらば読めるとふ点字の手紙に唇ふれてゐつ




吾の臥す畳の敷目に出でて来し筍が今朝青青と匂ふ




盲ひゐて顔さへ知らぬ同室の友に煙草をつけて貰ふなり




背の当る床にビニール敷き置きて
かびふきやすき梅雨をわがあり




戸の上のあたりに時計の動く音盲ひし吾の頼り出で行く




人去ればまた恐る恐る手探りて覚えむとする部屋の入口




笑顔さへ向け居れば目はみえなくも人人は声をかけてくるるも



橋江伴夫さんの略歴
多摩全生園。『木がくれの実』(昭和28年)『陸の中の島』(1956年)『輪唱』(昭和34年)


2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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