収穫はそんなに手間ではなかった。
芋づるを収穫して、その場で茎から葉軸をとって収穫容器に入れた。
次が袋詰めである。
最初、エンサイを入れる長物3号という袋に入れたが、葉の先が袋から飛び出すので使えなかった。
その後、茎を半分に切り、ボードン9号袋に入れたが、半分に切るとうまくおさまった。
それを何袋か作ったが、同じ半分に切るのなら、葉と軸の付け根のところで切れば、買ってくれた人が、葉と軸を切り離さなくてすむと思った。
葉と軸の付け根のところで切ると、顧客は一手間省けるが、袋に入れた時の見栄えがよくない。それでもこの方法しかなかった。
頭で考えてもわからないので、袋詰めをしながら試行錯誤するしかなかった。
エンサイは9本前後で90円にしているが、芋の葉軸は15本前後で90円にした。
15本というのも、袋詰めしながら、この数字に収まった。
あまり売れなければ、芋づる出荷は止める。
直売所へ持参してから気付いたのであるが、食べ方の表示(POP)が必要だと感じた。
葉はおひたし。葉軸はキンピラ風の炒め物や、アゲといっしょに煮びたしにする。


昨日の続きで今日も、エンサイとツルムラサキの挿し木をした。
用意も何もできていなかったので、タマネギ跡地や、多く植えすぎたハーブの株間などに、挿し木をした。
うまくいくかどうかはわからない。陽がさせば黒い寒冷紗で日除けをする必要があるし、寒冷紗が足らない部分は草をかぶせておく必要がある。
挿し木をするなら、ここ2~3日がぎりぎりの限度である。梅雨明けしてからでは遅すぎるし、明日から3~4日は曇天が続いてくれることが望ましい。ただし、これ以上雨が降っても困る。畝間の水がなかなか引いてくれない。
エンサイもツルムラサキも、それぞれ15単位ほどを毎日出荷しようと思えば、かなり作付をしておく必要があると思った。
青シソは毎日8単位ほどなら、150センチ幅で16メートルほどの畝に2条植えすれば足りる。
ハーブティは3種類を入れる必要があるので、単価を同じ90円に設定するなら、青シソの方がはるかに採算がよい。
なお青シソはエンサイと同じく8~9本の「茎」を1単位にしている。
エンサイも、青シソも、芋の葉軸も、ハーブティ用ハーブも、1単位90円の単価設定にしている。