あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

紅彩炎


加賀田一さん「いつの日にか帰らん」P112~P113抜粋


 終戦の前年(昭和19)にもなると、野草でも食べられるものならなんでも食べるというような劣悪な食糧事情になり、私たちも自給自足を目指して島内の荒地を開墾しサツマイモやカボチャなどを作りました。ところがこの重労働が原因で病気が再発する入所者がどんどん出てきました。私たちはこのことを「菌が騒ぎ出した」と言っていましたが、私の場合、まず第一番に目にきました。

 それは「紅彩炎」という炎症で、目に光線が入るとものすごく痛い。部屋には黒いカーテンを張って、光線を入れないようにしましたが、それでも痛くて痛くて、一週間泣き通しでした。一ヶ月ぐらいで痛みは治まりましたが、目を開けると、ほとんど見えなくなっていました。紅彩癒着を起こしており、瞳孔が針の穴ぐらいになっていて、メガネをかけてやっと少し見える程度でした。

 それが薬もないのにどうして治ったのか、私もよくわからないのです。ただ覚えているのは20CCの血液から採取した2CCの血清を注射したことです。「あんた、こんな瞳孔で見えますか」と、新しい先生が来られるたびに不思議がられましたが、瞳孔は小さい穴のままにしていたら、目のほうは治まりました。


2030年 農業の旅→ranking


このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

カウンター

QRコード

QR

検索フォーム