あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

堕胎室


加賀田一さん「いつの日にか帰らん」P87抜粋


 愛生園では普通の病棟の間に外気室という、二坪ぐらいの小さなプレハブのような部屋があり、そこは肺結核の排菌の激しい病人を暫定的に一人だけ入れておく部屋でしたが、ほとんどそこで堕胎をしていました。その部屋で発せられた妊婦と思われる女性の呻き声を聞いた人もいます。私が見たのは、婦長がガーゼに包んだものを急ぎ足で運んでいる姿です。それが堕胎児で、そのままガラス瓶のホルマリン漬にされて、試験室に並べられていました。「一時帰省」を願い出て、事務的処理と「鼻汁検査」の終った人は、この試験室で光田園長の最終検査を受けましたから、多くの人がホルマリン漬けの胎児の臓器標本を見ていたはずです。


2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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