あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  須並一衛さん



蒸して色なき鯛元日の患者食




トマト挘ぐ夫婦夕日にひざまづき




筍寝かす友が義足を脱ぐやうに




母死なば母の眼が欲し鴨足草




撃たれても撃たれても鴨海を飛ぶ




冬日濃し友の個室の巣箱めき




断種了ふ天に自由のつばくらめ




盲導線に紫蘇の匂ひの風はしる




サルビヤがベッドの妻を焼かざるや




さくら満開一花を咥へとぶ雀



須並一衛さんの略歴
長島愛生園 大正15年新潟県生れ。少年期の昭和13年ハンセン病に罹り長島愛生園に入園するがまもなく回復し17年一度退院。軍事工場で働くが過労のため病気が再発。昭和22年の春、20歳のとき愛生園に再入園。23年「蕗の芽会」の指導者・梶井枯骨のもとで作句を開始。当時、食料不足で病状が悪化。救いは俳句であり生きる証しであった。特効薬プロミン以後須並の症状も和らぐ。昭和24年「雲母」入会し飯田蛇笏に師事。34年園内結婚。37年妻と故郷への旅に出るが旅の疲れが原因で全身浮腫となり3年近く臥床の身となるが奇蹟的に快方。昭和40年飯田蛇笏(山蘆)の名をとどめる第一回「山蘆賞」を81名中最高点で受賞。42年岡山県文学選奨受賞。49年句集『海の石』(牧羊社)、58年句集『天癩』(手帳舎)を出版。



2030年 農業の旅→ranking

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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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