あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  青山蓮月さん(2)




太陽が柿ぬくめをり柩出る




透視室出てコスモスの日が温し




冬青き藪に溜れり葬歌






きりのなき愚痴よ落葉が地に積る




亡き母よ冬日にぬくき石一つ




死のごとく四つのベッド冬の雨




看とり妻足袋脱がず寝る吾に向き




目覚むれば梅が活けあり歩みたし




枕かたし妻さがす目に春の空




(遺作三句)
痰きって春立つ日射咽喉に浴ぶ




春の蜜柑掌にはなやげり熱高し




人にさそはれ妻が笑へり東風の中




(絶筆)
春雷や細るいのちに妻の声



青山蓮月さんの略歴
長島愛生園 昭和25年から「蕗の芽会」に入会し作句を始める。主に「雪解」誌に投句。病友の村越化石や山本肇、須並一衛らに刺激を受け俳句開眼。昭和27年頃すでに失明状態。30年紅彩手術を受けるが治癒せず。妻の道代と供に看とりあい励ましあって作句に励む。昭和33年食道ガン手術。翌34年妻らに見守られ他界。絶句「春雷や細るいのちに妻の声」。句集『真珠』(昭和26年)『露七彩』(昭和34年)に採録。



2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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