あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  島 洋介さん(5)



お見舞のりんご二月の陽を弾き




蓑虫の殻を出る如ギブス脱ぐ




母の齢かぞえ不幸の日を数え




騙されてやろうに嘘がまずすぎる




夕食4時寮は寝るべし忘るべし




饒舌の裏の孤独をふと見詰め




背を丸め自縛の縄をなっている




走らねば倒れる今日の向かい風




自分との戦いだった軍歌聞く




駄馬の眼に一筋道があるばかり




蝋燭ろうそく
の己を燃やす闇である




生きるとはこんな激しい人の渦




美味しいなあ金を払った飯の味




みんな孤独だ大阪よさようなら



島 洋介さんの略歴
長島愛生園。島の幼少の頃の来歴は定かではない。中支の戦場で左右大腿部に散弾を受け両足切断。送還され陸軍病院に入院。奇蹟的に危機を脱するが数年後、ハンセン病発病。昭和27年晩秋、島まで送るという弟を振りきり長島愛生園に入園。本名を捨て偽名を生きると誓う。入園後まもなく失明。昭和34年同室のSの勧めで「七草会」に入会。大森風来子に指導を受ける。現実逃避の手段として川柳を始めたが、面倒な規範がないことやユーモアと鋭い風刺の自由詩の自在さに惹かれ作句に没頭。昭和46年度岡山文学選奨の川柳の部で入選。昭和37年年次検診の結果、菌陰性が判明、「この日から胸に小さな灯がともる」(島)。島を評し七草会会長・木村三々郎は序で言う、「作者が柳歴十有余年の作句歴から会得したものは、研ぎ澄ました彼の人生観から打ち出される詩心のひらめきと輝きであり、川柳の分野に詩情を盛りあげ、癩の文芸に不滅の金字塔を築いた詩人でもある」。個人句集に『句集白い杖』(昭和48年)



2030年 農業の旅→ranking






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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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