あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  黒川 眸さん(3)



口つけて飲めば冷たし山の背の青葉がくりに湧くる真清水




この午後も暑さ増すらし小豆島島の南ゆ雲湧き立ちぬ




園内売店に働きて
新しき帳簿に向ひていささかは気おくれやせむ手先ふるふも




濡れし砂握る手足の冷さをしみじみ思ふ秋たちぬ今朝




更けし夜の空に流れし星一つ見つつ淋しき暗き海辺に




夜毎にし熱でる我が顔の色おもんばかりて人の言ひ出づ




秋めける風たつ頃ゆ熱さらぬこのうつそ身のおとろへおもゆ




日に日にと衰ふる右の目の視力瞳孔はただにまろく小さし



黒川眸(ひとみ)さんの略歴
母子家庭に育ち母を養うため幼にして働いたが母の最期を看取った後、昭和3年秋21歳で全生病院に入院。キリスト教に入信。エスぺラントを学びシエロ・シェブスキーの『悲惨のどん底』(昭和5年長崎書店)を翻訳。昭和6年3月27日いわゆる開拓患者として新設の長島愛生園に移る。「国民文学」に投稿。昭和7年11月22日没。享年25。『林文雄遺稿集』(昭和34年)に「黒川君召さる」の一文あり。『東雲のまぶた』(昭和5年)『新しき住家』(昭和8年)『島の角笛』(昭和8年)『楓陰集』(昭和12年)


黒川眸さんは開拓患者として長島愛生園に移った翌年に亡くなっている。若干25才。その若さで、エスペラント(国際共通語)の翻訳を残した。
以前、黒川眸さんの短歌をブログで公開した時、「黒川眸さんとエスペラントの翻訳」に関してメールをくださった方がいたが、そのメールがどんな内容だったか思い出せない。




2030年 農業の旅→ranking


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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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