あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  北田由貴子さん(3)



エンジンを響かせて漁に出る船に島の夜あけは海より来たる




味噌汁を膝にこぼししわれの手を上げしめて夫は丹念に拭く




佇ちゐるは夫かと呼びて寄りゆくに雪柳なり泣きたかりけり




われの眼のつひの視力をおもふとき映りくるものみな美しき




われの名を呼びつつ母は逝きまししと形見の数珠は離さずに持つ




手の冷えて下着の釦かけなずむこのいらだちよ叫びたくなる




卵焼き夫つくる間を食卓によりて一首の推敲をいそぐ




両の眼に眼帯をして坐りゐるわれにも縁の日はあたたかし




窓をゆく雲に悲しみ放ちつつ外科処置室に順番を待つ




灯の下に机持ちきてわが歌稿夫書きくるる鉢巻きしめて



2030年 農業の旅→ranking




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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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