あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  田井吟二楼さん(4)



亡き母が髣髴として浮びくるいま年老いし姉に対へば




うち寄りて悲しむといへど姉妹らはその夫たちに吾を告ぐるなし




父も兄も吾に関りなく逝きぬ罪ふかき身は病みつつ永らふ




憚りなく真裸になれる部屋が欲しかかる希ひも一生つづかむ




当然のことながら月刊誌に新しき国費の印が捺されて届く




吾子もかくなりゐむか本を借りてゆく高校生が女匂はす




気懶くて往きも帰りも坂に憩ふ体内の菌の騒ぐこのごろ




背合せにゐてもの言はず針もてる男ふたりの雨の午後なり




病めるゆゑ清しき生活にゐる吾と思ふ時ありかへりみすれば



田井吟二楼(吟二郎・静観)さんの略歴
明治42年3月香川県生まれ。昭和23年10月20日長島愛生園入園。昭和24年より作歌を始め、「多摩」「龍」「形成」を経て昭和30年中部短歌会入会。「短歌」同人。『青磁』(昭和26年)『小島に生きる』(昭和27年)『あらくさ』(昭和30年)『あかつち』(昭和31年)『陸の中の島』(1956年)『一病息災』(昭和35年)『風光』(昭和43年)『海光』(昭和55年)




2030年 農業の旅→ranking



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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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