あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  金沢真吾さん(7)



在り慣れて盲ひし意識の既に無く我が悲しみはそこよりきたる




真夜告げて音声時計にべもなくわれをふたたび闇におきさる






親と子と夫と妻と引き裂きたる海に架橋の杭今日打たる




架橋祝ぎて揚ぐる花火のとどろきにわれの裡なる過去砕けゆく




万葉のうた人たちもかよひけむ瀬戸の瀬溝に橋成れり今




長島は本土に繋がり一日は橋より明けて橋に暮れゆく




わが帰心橋に覚めたり父母の墓に詣でむ願ひ一つもつまで




路線バス通ひはじめて長島に小春日はつづくほがらほがらに




橋架かり一年を経てやうやくに風よどむなく島吹きとほる



金沢真吾さんの略歴
大正4年兵庫県生まれ。昭和10年頃発病。23年失明。昭和25年10月31日長島愛生園入所、このとき35歳。昭和41年から短歌を始め48年「水甕」入会、56年同人。60年第一歌集『投影』出版。平成9年没。享年83。『風光』(昭和43年)『海光』(昭和55年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)『日々あらた』(平成6年)


2030年 農業の旅→ranking
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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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