あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  金沢真吾さん(5)


杖音にはたと鳴き止む邯鄲かんたんよ汝も聴覚に命生くるか
(邯鄲とはこおろぎの一種)




包まるる黄昏色は盲目のわれに賜ひし平安の色




妻に子に逢はむと島抜け試みたる病友幾十呑みし海峡
(最短でたった30~50メートルほどの距離なのに、潮の流れが早く、脱出しようとした入所者の命を奪った)




共通の秘密をもちて冬枯れのわれの小川はせせらぎ初めつ




癩盲の我ら看取りて退き行かす君が二十年疎かならず





「さやうなら」と手はとられつつめくるめく想ひ溢れて言葉とならず




わが部屋に一夜宿りし子蟷螂カマキリいづくに放たむ外は木枯し




花びらのこぼるるごとく面会の子らはしゃぎつつバスを降りくる




面会の童がこゑのきらめきて瀬戸の小島の春あらたまる




秋はかくまろまろ冷たくありしかな弾けし柘榴ざくろに唇あつる



2030年 農業の旅→ranking





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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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