あめんぼ通信(農家の夕飯)

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

長島愛生園  高見みゆきさん




病むわれを残しては死ねぬと口癖にいひましし母もわれも老いたり




母を安堵させたく嘘も混へたる電話をきりて切なくなりぬ




チチホシーとしきりに鳴ける鳥がありわれは幼くて父と別れし




働きづくめの弟にしては珍らしく啄木の心境などとけふはいふ




おぼつかなき視力なれども心得し包丁感覚に韮刻みゆく




手術前には栄養を摂れよとたまひたる
うずらの卵三つ四つ五つ




療園に長く生き得てめぐまれてわれに四度目の新居をたまふ




移り来し庭に新種の百日草育ててわれのゆめはふくらむ




橙色の百日草を好きといひこよひは夫が水をやりゐる



高見みゆき(美雪・田沢さかゑ)さんの略歴
大正4年生まれ。昭和6年7月12日長島愛生園入園。「形成」所属。『楓陰集』(昭和12年)『萩の島里』(昭和14年)『青磁』(昭和26年)『風光』(昭和43年)『海光』(昭和55年)『ハンセン療養所歌人全集』(昭和63年)



2030年 農業の旅→ranking





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プロフィール

Author:水田 祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在64才、農業歴28年目。農業形態はセット野菜の宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ20羽。子供の頃、家は葉タバコ農家であり、脱サラ後の3年間は父が健在だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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